63: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/17(金) 19:15:41.75 ID:14Sbjc3O0
村娘「う…」
「あっ!」
最初に目に入った光景は、殺風景な木造りの天井だった。
64: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/17(金) 19:16:25.43 ID:14Sbjc3O0
魔道士「痛みを感じなくする処置は施したし、治す方法もある――ただ」
村娘「ただ…?」
魔道士「俺は、君の元の顔を知らない」
65: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/17(金) 19:16:58.18 ID:14Sbjc3O0
魔女「魔道士は少々ガサツな所はあったが、優しくてな」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
魔道士「村娘ちゃん、こんな綺麗な花が咲いてたぞ」
66: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/17(金) 19:17:39.89 ID:14Sbjc3O0
魔女「物覚えの悪い私だったが、根気よく教わっている内に魔法のコツも掴めてきてな」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
村娘(なるほど…で、こうすればこの魔法は成功するのね)
67: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/17(金) 19:18:07.36 ID:14Sbjc3O0
魔女「つまり私のこの容姿は作り物だ」
見習い「そ、そうだったんですか…」
魔女「魔道士は元の私の容姿を知らんからな。美しくなった私を見て、元に戻って良かったなと泣いていたぞ」
68: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/17(金) 19:18:44.10 ID:14Sbjc3O0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
村娘「魔道士さん、夕飯冷めますよ」
魔道士「ん?あぁごめん…村娘のせっかくの料理を冷ましたら罰当たりだよな」
69: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/17(金) 19:19:14.60 ID:14Sbjc3O0
村娘「何かお願い事でも?」
魔道士「願い事…思いつかんな」
村娘「えー」
70: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/17(金) 19:19:41.72 ID:14Sbjc3O0
魔女「これといって進展のない仲だったが…あの時が1番幸せだったな」
見習い「…」
師匠の顔は何というか、素直なものだった。
71: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/17(金) 19:20:21.97 ID:14Sbjc3O0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
村娘「納得いきません!魔道士さんは魔物退治の為と国王に依頼されただけなのに!」
魔道士「だが国王は大量の死人を出した挙句、敗北した…戦争の敗者側についた者は悪者扱いされるもんだ」
72: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/17(金) 19:21:21.30 ID:14Sbjc3O0
今日はここまで。
終わりが近いです。
漫画のネタはどうも思いつきません(´・ω・`)
73:名無しNIPPER[sage]
2015/04/18(土) 00:10:14.85 ID:iPxpHeGdO
おつですー...
魔導士ぃ...(´;ω;`)
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