9: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/13(月) 18:26:38.36 ID:kueoVPxH0
死神「テメェみてぇに、人間を超越したヤローは世界のバランスを崩してんだよ。勇者と魔王のバトルだって、ありゃこの世界にとって必要なイベントだったわけよ。テメーはこのウン百年間、そういうイベントをことごとく握りつぶしてくれたなオイ?」
魔女「ほう、それは知らなかったな。今度から考えて行動するから、見逃してはくれんか」
死神「駄目だ。テメェは人間や魔物にとって、存在するだけで影響を与える伝説のような存在になってる。力を使うな目立つなつっても、今更無理だろそりゃあ」
魔女「十分、潜んでいたつもりだったが」
死神「とにかく神々もテメェを疎ましく思っているんだよ。だから大人しく、この世界から排除されろや」
魔女「ふむ…理不尽だと思うのは私だけか?」
死神「さぁな!!」
気付けば死神の鎌に膨大な魔力が集中していた。
魔女「あれは鎌自身が放つ魔力か…死神の鎌だけあって凶々しいな」
見習い(あわわ…)
私はというとただオロオロするばかりで、動くどころか、言葉を発することすらできずにいた。
死神「その首貰ったああああぁぁッ!!」
見習い「あぁっ!?」
死神の鎌は一瞬で師匠の首に食い込み――
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