11:チビ、デブ、ハゲ[saga]
2015/04/15(水) 22:43:21.87 ID:0Yqyui5Eo
そんな心境が変化したのは、梅雨の時期には珍しい、ある晴れた日のことだった。
僕の高校の近くにはコンビニがあったが、校則で昼休みに校外に出ることは禁じられていた。
もちろんそんな校則をお行儀良く守る生徒ばかりではなく、その日も何人かが裏門を乗り越えており、たまたま通りかかった僕と友人はそれを目撃した。
男女合わせて5人ほどのその集団は、リボンとネクタイの色を見るに三年生だろう。
そのような行為を見つけたときにはすぐに教師に言うよう指導されていたが、僕も友人もそんな告げ口のような真似をするつもりは毛頭なく、苦笑しながら肩をすくませ合うだけだった。
その日の帰り、体育日誌を持って体育教官室へ向かうと、地獄の底から響くようなそら恐ろしい声が轟いてきた。
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