11:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:21:36.46 ID:oFYPZjWj0
しばらく待っても大刀洗先輩が口を開かないので、私は話題を変えることにした。
「さらには、12月の善吉との生徒会長選挙の時の
大刀洗先輩の活躍は後世まで語り継がれるべきものでしょう。
選挙の時期を翌年の4月から12月に早めた判断、
球磨川を抑えておく手腕、投票率を100%までに高めた技量。
大刀洗先輩がいたからこそ、私はちゃんと負けることができました。
本当にありがたいことです」
本当に感謝を告げているだけなのに、
大刀洗先輩のせいで負けたとも取られかねない言い方になってしまったな。
言葉というのは本当に難しい。
なんというか長者原先輩も、もしかしたら似たような苦労を味わっているのかもしれない。
「だぁかぁらぁ〜〜」
そう言って、大刀洗先輩はいったん言葉を切る。そして顔をソファに押しつける。
「非礼に当たるかと存じますが、私めが代わりに黒神さまに説明いたしましょうか?」
部屋の隅で置物のように黙っていた長者原先輩が大刀洗先輩に声をかける。
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