過去ログ - めだかと善吉の千夜一夜物語
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:07:46.85 ID:oFYPZjWj0
「雲仙さまに先に会いにいったのは、
私めが彼と個人的に親しくさせていただいておりまして
アポイントメントを取りやすかったためで、他意はありません」

長者原先輩が珍しくやや慌てたように言った。
公平を旨とする彼でも親しい人物がいるというのは何となくうれしいものだ。
それがたとえ「ルールを人より上に置く」という
ポリシーが一致しているのがその理由だったとしてもだ。

「う〜〜ん、やっぱり人吉くんが黒神ちゃんの隣にいないとさびしいね〜〜」

大刀洗先輩は私の周りを見渡すようにして言った。
「はたらかない」の文字が書かれたアイマスクをつけているので
厳密にはどこを見ているのかは分からないのだが。

結局、お前と再び仕事ができるようになるまで10年もかかった。本当に待ちわびていたぞ。

「昔からこそこそと陰で動くのが好きな奴ですからね。今もどこかで頑張っているのでしょう。
私の周りには何かと多いのです。兄貴しかり、不知火しかり。
大刀洗先輩にも大変感謝しています。
大刀洗先輩がいなければ、私が生徒会長になることはできなかったでしょう。
不覚にも大刀洗先輩と不知火が椋枝先生を止めてくれたことに気づいたのはだいぶ後になってからでしたが」



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