過去ログ - 零崎人識「魔法少女?」零崎双識「そうともさ」
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44:名無しNIPPER[saga]
2015/04/23(木) 06:36:50.26 ID:5YnDwBRwO
「…確かに貫いたはずだけどね」

ふふふ。
これだから。

「悪いな、あたし幻覚使えるんだよ」

「…言ってしまっていいのかい?」

これだから。
やめられない。

「…大丈夫さ、メリットデメリットは、人類最強に教わった」

「ただし」

「てめぇのぶっ潰し方は自己流だけどなぁっ!」

ずがぁ、と先程の槍が地面にぶつかる。
この轟音。
ふふふふふ。

これだから、妹探しはやめられない!!

「…ぐっ、げ!」

「杏子!?」

この子にたぎるモノがあるのは確かだ。
確かにこの子は私にはない何かを持っている。
だが、それだけだ。
それだけで、浅い。

「…っ、てめ、ぇ、なんで?」

「答えを聞きたいかいお嬢さん」  

「どうして先程の君が幻覚だと気づけたか」

二度も地面を叩いた。
一度目は驚く程の威力で地面を深く抉った。
しかし二度目は音が響くだけで地面には傷一つついていない。

「…更に言うと額を刺された君は本物だね」

「その嘘が、私の尊敬する哀川さんから教わった物だというのなら」

首を掴んでいる手に更に力を込める。
普通の人間ならとっくに気絶している。
にも関わらず、彼女を若干の涙を流すだけでひたと僕を見据えていた。

魔法少女、ね。
悪くない。

「甘すぎる」


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