過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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147:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:57:17.24 ID:G0KFJGpo0
一階のリビングからTVの音が聞こえてくる。
咲(末原さん、下にいるんだ)
ふっと安堵感が咲の胸に湧いた。
トンッ・・トンッ・・トンッ・・
軽やかな足取りで階段を降り、
開け放たれたままのリビングの戸をくぐった。
TVの前のソファにゆったりと座ってくつろいでいる恭子。
手足を投げ出すように座り、指先で自分の髪の毛先を弄んでいる。
咲の頬が瞬間熱くなった。
咲(あの手で、昨夜……)
そんな咲の姿に気が付いた恭子はそちらに目を向けた。
リビングに降り注ぐ暖かな日差しを背に微笑む恭子。
咲の口元が僅かに緩んだ。
恭子「おはよう」
咲「おはようございます」
かけられた言葉に、咲もすぐさま挨拶を返す。
恭子はゆっくりと立ち上がり咲の元へと歩み寄る。
恭子「寝癖ついてるで。よう眠れたか?」
伸ばした手で咲の髪を撫でた後、
そのままキッチンへと入っていった。
恭子「お腹すいたやろ。今朝食作るから待っててな」
咲「あ……、私も手伝います」
恭子「それは助かるわ。実は私、料理は苦手やねん」
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