過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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182:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 19:10:08.79 ID:5ACXQpKo0
咲「末原さんが私を必要だって言うのなら、貴方の傍にいてあげます」
夢のような言葉に、恭子は言葉も発せず
ただじっと咲を見やった。
咲「その代わり、一生私だけを愛して。一瞬だって他の人なんて見たら許さない」
その瞳が魅惑的に光る。
咲「貴方は一生私だけ見てて」
愛してるなんて言わない。貴方が好きだなんて言わない。
貴方が欲しいものは私だから・・・きっと言葉なんて必要ない。
恭子「見てる……咲だけずっと見てる……」
抱きしめた腕から熱が伝わる。
もう離さない・・・そんな意思が感じられた。
貴方の欲しい言葉は、言うつもりは『今は』ないから・・・
聞きたかったら全力で私を愛して。
暗い部屋のなか、二人は静かに抱き合う。
恭子はやっと心から抱きしめた相手を放す事が出来なくて。
咲はやっと心から抱きしめて貰えた腕を手放すのが惜しくて。
だから、二人は抱き合ったまま・・・
やがて長い夜が明ける。
思いの通じ合った二人が新たに踏み出す明日が、はじまる。
カン!
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