過去ログ - 八幡「メガネにするか、コンタクトにするか」
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67:1[saga]
2015/04/17(金) 13:47:50.06 ID:s/1pW2mHo
「お前は悪くない。それで終わりだ」

「先輩、少しは慰めて下さいよ。私泣いちゃいますよ」

「誰だって失敗するだろ、俺もお前も。彼女が行動したのは彼女自身の事でお前に非はない。結果は本人が受け止めればいい。眼鏡を掛け始めた俺がそもそもの発端だ。お前はキッカケを作っただけで責任を感じる必要はない。それでも自分に折り合いがつかないなら、そんときゃ話くらいは聞いてやるよ」
以下略



68:1[saga]
2015/04/17(金) 13:48:28.33 ID:s/1pW2mHo
「わかりました、先輩がそう言うなら私の好きなようにします」

そうしてくれ。俺が困りさえしなければそれはお前の自由だ。

「でも、ちょっとかっこつけすぎじゃないですか。葉山先輩でもそんなの言いませんでしたよ」
以下略



69:1[saga]
2015/04/17(金) 13:48:54.58 ID:s/1pW2mHo
奉仕部に戻ると、生徒会室のやり取りの一部を話す。

雪ノ下は少し無責任な後輩の言動に苛立ちを覚えたようだが、当事者の俺が望まないことがわかると矛を収めてくれた。

「あとは早い方がいいが、いつ話をする機会を作るかだな」
以下略



70:1[saga]
2015/04/17(金) 13:49:23.50 ID:s/1pW2mHo
「まだ私達の話が終わってないわ」

「悪い、そっちはどうだ」

「わかったことは部活動をしているという事ね」
以下略



71:1[saga]
2015/04/17(金) 13:49:52.47 ID:s/1pW2mHo
「その子ならテニスコートで、サーブの練習してるよ」

「そうか、すまん」

「八幡」
以下略



72:1[saga]
2015/04/17(金) 13:50:22.14 ID:s/1pW2mHo
テニスコートには、数人の女子がいた。いわゆるJKってやつだ。

勢いで来た後で大事なことに気付いた。

あの中に入って声をかけるとかどうしたらいいんだ。
以下略



73:1[saga]
2015/04/17(金) 13:51:03.47 ID:s/1pW2mHo
そういうと戸塚は笑顔で俺の後を押す。

「大丈夫だよ、気になる人から声かけられて嬉しくないわけないよ」

そうだな。俺は戸塚から声をかけられる度に全身で喜びをかみしめているぞ。
以下略



74:1[saga]
2015/04/17(金) 13:51:43.35 ID:s/1pW2mHo
戦う前から泣きそうになるとは、あの子意外と策士か。

今度はサーブを打ち終わったタイミングで話しかけると、周りをキョロキョロと見回し、俺に気付くと、一瞥し、再びサーブ練習を開始する。

んー、もう嫌われてんのか。そんなに返事ダメだった?確かに対応は正解じゃないかもしれないけど、もう無理?あ、ヤバイ死にたくなってきた。
以下略



75:1[saga]
2015/04/17(金) 13:52:15.43 ID:s/1pW2mHo
「いや、この前の事なんだけど」

すると、思い出したのか顔が赤くなる。どうしよう可愛い。

「君に言わなきゃいけないことがある。だから聞いてくれ」
以下略



76:1[saga]
2015/04/17(金) 13:52:44.48 ID:s/1pW2mHo
「急遽時間を作ってくれてありがとう。前回キチンと話ができなかったから、改めて聞いてほしい。もし無理であれば戻ってくれ」

「だ、大丈夫です。一回ダメだったのでこれ以上悪くなることはありませんから」

この子はなぜこんなにも凛として立てるんだろう。
以下略



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