過去ログ - 魔王「創る魔物が全部女の子になってしまう」
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1:1 ◆U3IejVpYkU[sage saga]
2015/04/17(金) 19:44:27.83 ID:LKf0oi4a0
ハーピー「魔王様〜!」
魔王「ぐぬぬ」
ハーピー「…?(きょとん」
魔王「(…古代の魔物錬成術を試してみたはいいのだがことごとく女の姿に)…うーむ」
ハーピー「??」

側近「今日もダメだったようですね…」
魔王「ああ。5年間で10587体創って10585体女性型」
魔王「術が記されていた魔導書には『錬成に用いた材料などによって性別が変化することがあります』とあったのにも関わらず何を使っても女性型になってしまう」
魔王「材料に雄の生物を使っても」
ワーウルフ「わぅ?」
魔王「性別もへったくれもない植物や無機物を用いても」
アルラウネ「よんだ…?」
ゴーレム「…(ぼー」
魔王「複数の材料を用いても」
キマイラ「にゃ?」「んめ?」「しぇ?」
魔王「側近、お前と火の四天王以外すべて女性型になってしまった」
魔王「それどころか」
魔王「術など使わなくとも自然発生するスライムでさえも!」
スライム「…ほへ?」
魔王「女の姿を取る!!」
側近「…うーむ、5年の間に思いついたありとあらゆる試行錯誤をやってみましたが結局変わらず」
魔王「2500体ほど創ってあとは自然に増えるのを待つつもりがこれでは増えるわけがない」
スライム「わたしふえるよー?」プニョン
スライム1&2「ほらね」
魔王「お前はそれでいいが他の者はそうは行かぬのだよ」
魔王「仕方ないから必要なだけ自分で増やすとしよう」
魔王「幸い我の魔力はほぼ無尽蔵だからな」

竜「魔王様、お食事の用意ができました」
魔王「ああ。少し待ってくれ」

魔王「ふむ、うまい」
ミノタウロス「自慢のビーフステーキです♪」
魔王「そ、そうか…(お前も牛のはずなんだがな…)」
ミノタウロス「火が通っていなかったのです?」
魔王「いいや違う、完璧だ」
ミノタウロス「ありがとうございます♪」

竜「寝室の用意ができました」
魔王「うむ、下がれ」
魔王「(彼女たちは皆料理などは非常にできるのだが…)」

ケンタウロス「えい!」
ガーゴイル「とりゃ!」
アラクネ「はっ!」
魔王「ほう、朝から修行か、良い心構えだ」
アラクネ「ええ、魔王様を守るのが私達の使命なので」
魔王「そうか。たまには我直々に稽古をつけてやろう」
ケ&ガ&ア「ありがとうございます!!」

魔王「ふんっ!(と言ったはいいが)」ズガーン
ケ&ガ&ア「」死ーん
魔王「はぁ…」ザオリク×3
ケンタウロス「くっ…」
ガーゴイル「うぅ」
アラクネ「あらら」
魔王「実践訓練は基礎体力をつけてからにせよ」
ケ&ガ&ア「はっ!」
魔王「(この通り戦闘はからっきしなのである。一部の例外を除き)」

側近「兵の様子はどうでしたか?」
魔王「」
側近「絶句するほど弱い…と」
魔王「うむ…」
側近「人間の国に侵攻するのは辞めたほうがいいのでは?」
魔王「今のところそのつもりだ。がすでに人間や物資をそれなりに奪っている以上向こうから我を倒さんとする者は来るであろう」
側近「しかもその中に人間の王1の娘も混じっていたから尚更」
魔王「あれは意図的に攫ったのだが」
側近「そうでしたっけ?まあいいです」
魔王「まあどちらにせよ武力がほぼ皆無なのは問題であろう」
側近「それは確かに。しかし現状ではいかに強力な魔物を創ろうとしても出来上がるのはほぼ力のない魔物ばかり」
魔王「皆戦闘以外の物事はよく出来るのだがな…」

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