過去ログ - ワンダと阿知賀 玄「その1ですのだ!」
1- 20
21:名無しNIPPER
2015/04/29(水) 15:40:11.09 ID:wWpDrgzd0
そうしていると、2人の声に反応したのか、青年は「ううぅ」と軽いうめき声をあげ立ち上がった。
玄宥「ひゃあ!」



22:名無しNIPPER
2015/04/29(水) 15:46:10.59 ID:wWpDrgzd0
同じ声と同じタイミングで驚く2人を他所に青年[ワンダ]は目の前の光景を見て唖然とする。
ワンダ「…!?ここはどこだ・・モノは?アグロは?」
玄「あの〜?」
宥「大丈夫ですか?」
ワンダ「これはあなたの仕業か・ドルミン・俺もこのいにしえの地をまだ完全には把握できてないが、ここがまったくの別世界だということは流石にわかるぞ!」


23:名無しNIPPER
2015/04/29(水) 15:48:52.20 ID:wWpDrgzd0
いきなり立ち上がったと思えば、天に向かってありもしない物に大声をあげるワンダ。右腕に持っている剣を合わせて即通報ものである。


24:名無しNIPPER
2015/04/29(水) 15:56:47.67 ID:wWpDrgzd0
しかし玄と宥はうつ伏せのため確認できなかったワンダの容姿をようやく確認することができた。まずシャーマンの前掛けをつけた民族衣装のような服装をしており、両腕には包帯が巻かれ、頭にはカチューシャをつけている。彫りの深くも浅くもなく繊細な顔立ちをしており、どこか憂いをおびた若草の瞳は何かただならぬ覚悟が伝わってくるようだ。


25:名無しNIPPER
2015/04/29(水) 16:04:40.55 ID:wWpDrgzd0
玄「あの…あの!」
ワンダ「ん?そういえばあなた方は何者だ?」
玄(それはこっちの台詞だよ…)
宥「私たちはここの旅館の娘松実宥です。それでこちらが…」
玄「妹の玄です!」
以下略



26:名無しNIPPER
2015/04/29(水) 16:13:06.99 ID:wWpDrgzd0
ワンダ「ニホン、ナラケン、まるで聞いたことがない地名だ。ドルミンもまるで答えてくれない、何がどうなってるんだ…

宥「玄ちゃん。どうするの?」
玄「うん、外国の人っぽいけど、悪い人じゃないっぽいね。
………よし決めた!」
以下略



27:名無しNIPPER
2015/04/29(水) 16:19:51.79 ID:wWpDrgzd0
というわけで一旦区切ります。次回 ワンダ松実館の従業員になる? です。こんな感じになるので、[ワンダと巨像]を知らない人はゲームをプレイするか、ニコ動のキリンさんの実況プレイを見てみると良いですよ。


28:名無しNIPPER[saga]
2015/04/29(水) 23:00:05.64 ID:wWpDrgzd0
この青年ワンダには使命がある。それも命を賭してもなさねばならぬことが。そのために呪われし禁断の地いにしえの地に足を踏み入れ、さらに村の秘宝とされるいにしえの剣を奪い、愛馬アグロと共に村を出た。


29:名無しNIPPER
2015/04/29(水) 23:05:28.82 ID:wWpDrgzd0
その目的は呪われし定めにより村の生贄にされた。黒髪の少女[モノ]の魂を蘇えさせるため。生贄にさせたとはいえ彼女は正確には死人ではなく、肉体と魂をある儀式により別離されたのである。 死ぬ ということは肉体と魂を共に失うことである


30:名無しNIPPER[saga]
2015/04/29(水) 23:13:02.17 ID:wWpDrgzd0
つまり彼女は肉体は正常で魂が抜けた半死人のようなものである。そこでワンダは「ある望みを叶えば、その娘の魂を蘇えらせてやる」といにしえの地に住まう主[ドルミン]に蘇生法を縋った。


51Res/14.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice