過去ログ - 真姫「西木野☆星空シアター!3本目!」凛「まだまだ終わらない!!」
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887:Muse ◆Qe7X7xrNvI[sage saga]
2015/06/17(水) 02:52:41.72 ID:7fLAX2l+o
レベッカ「私、クローンって素晴らしい技術だと思うの!」

希「おぉ…いきなりなんや…」

レベッカ「本来種を存続させるためには異なる性別を持つ二体の個体が必要でしょ?」

レベッカ「けれどクローンを使えば…一つの遺伝子だけで同じ生命が山ほど生まれる!」

レベッカ「種の保存という点においてクローンはまさに人間が神を超越した点だと…」


研究員A「し、所長…。調査員の方、困ってますよ…」


レベッカ「…ん?お、オゥ…、ごめんなさい。クローンのことになるとつい熱くなっちゃって。てへ」

希「それはいいですけど…」

ことり「クローンがそれほど好きだから、この音都へ?」

レベッカ「イエスイエース!日本にクローンの…しかもヒトクローンの楽園が存在すると聞いて必死で日本語を勉強したの!」

レベッカ「全てはここでクローンの研究をするために!来てみて驚いたわ!同じ顔がいっぱいいるんだもの!ここは私にとってのヘブン…天国だった!!」

希「…まさかヒトクローンを秘密に生成してるなんてことは…」

レベッカ「アハハ!まさか!流石に私もそんなことしてませんよ!」

レベッカ「許されるならばしたいところだけど…そんな余裕も費用もこの研究所にはありませんし」

ことり「…その割にはやけに研究所はハイテクな気がしますけど」

レベッカ「それはそうよ。研究者にとって最も大切なのは研究する環境だもの」

レベッカ「必要な機材や資料がなくては出来る研究もままならないからね」

希「そのための費用はどこから?」

レベッカ「もちろん、私たちの作った食用動物を売ることで費用に変えてるの」

レベッカ「なにせ今は細胞を高速培養させる増殖炉すら存在するのだし」

希「高速で培養…」


希(今から10年ほど前…錦野真姫のクローンである真姫ちゃんも、そこで3年のうちに10歳の体へと成長させられた)

希(今は技術も進歩して、成体になるのに数時間もかからないのだから恐ろしいものやね)


レベッカ「そして!我々のすごいところはそれだけにとどまりません!どや」

希「さっきからチラチラ見せてくるドヤ顔すっごいいらつく」

レベッカ「先程も言ったけれど、私たちはクローンの細胞を変異させることでよりおいしいお肉を実現しているのよ」

ことり「細胞を、変異…?それだけ聞くと何やら怪しげに聞こえるのだけど」

レベッカ「とんでもない!ただ赤身だけの身体を脂肪も含むお肉に変えたり、逆に筋肉の含有量を増やすことで引き締まった身にしたり…」

レベッカ「今やクローンの動物たちは家畜のお肉よりも格段に美味しく、そして低コストなのです!」

希「そのお肉を売ってお金を?でもクローン牛やクローン豚がお店に並んでるってあまり聞かないような…」

レベッカ「まだ大量生産には至らず多く出回ることは少ないですが…一部の高級料理店などにそれまでのブランド牛などからうちのクローン牛に変えたお店も多々あるの」

レベッカ「それにより評判が上がったお店はあれど、一度もクレームがついたことはありません」

レベッカ「多くの料理店から厚い信頼を受け、今現在そういった部分から安定した収入を得ている、ってところ…かな?」

ことり「…なるほど」



ことり(確かにそれに関しても研究は熱心と言えるけれど…)

ことり(この研究所の規模的にそれだけじゃおそらく費用は賄えないはず…)

ことり(…やはり裏で、もっと大きなお金が動いてるに違いないね)


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