過去ログ - 的場梨沙「家出してきた」
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25: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 15:08:06.74 ID:dIisB3xa0
夕方 事務所にて

晴「へえ、じゃあ今は飛鳥の部屋に泊まってんのか」

梨沙「これもシャカイベンキョーの一環ってやつ? あえて親元を離れることで学ぶこともあるっていうか?」
以下略



26: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 15:16:50.02 ID:dIisB3xa0
P「梨沙のお父さんとはじっくり話したよ。もともと仲良くさせてもらっていたから、いろいろ聞かせてもらえた」

飛鳥「それで、あちらの反応は?」

P「お父さんとしても、いつもより対応を控えめにしたという自覚はあるらしい。梨沙ももうすぐ中学生なんだから、お互いに少しずつ親離れと娘離れをしていかなければいけないって」
以下略



27: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 15:20:00.07 ID:dIisB3xa0
P「お父さんの方は、できればそちらで預かってくれないかと言っている。その間に、これからのことを落ち着いて考えておきたいとのことだ」

P「梨沙にとっても、一度父親と距離を置くのはいい機会になると思う。だから、飛鳥さえよければ」

飛鳥「いいよ。あと4日間、期限まで彼女を預かる」
以下略



28: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 15:24:36.72 ID:dIisB3xa0
帰り道

飛鳥「寮に戻る前にコンビニに寄ろう」

梨沙「何買うの?」
以下略



29: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 15:30:26.75 ID:dIisB3xa0
ラッシャイマセー

飛鳥「キミもいることだし、お菓子やジュースを買っておこうか」

梨沙「おごってくれるの?」
以下略



30: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 15:34:17.90 ID:dIisB3xa0
飛鳥「ん? あぁ、それか。結構人を選ぶ味だから、食べるならそこを踏まえておいた方がいい」

梨沙「へえ、じゃああっちのジュースは?」

飛鳥「少々甘みがしつこい以外は概ね良好だ。甘党なら気に入るんじゃないかな」
以下略



31: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:37:02.26 ID:dIisB3xa0
夜 食堂にて


梨沙「うん。ここの食堂、晩ご飯も結構イケるわね」

以下略



32: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:43:08.21 ID:dIisB3xa0
飛鳥の部屋にて


梨沙「本棚に難しそうな本しかないんだけど」

以下略



33: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:44:30.02 ID:dIisB3xa0
梨沙「うーん……わかんない」

飛鳥「社会の宿題か」

梨沙「戦国時代ならこの前のイベントで勉強したからわかるのになあ。室町時代の文化なんて知らないわよ」
以下略



34: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:45:42.12 ID:dIisB3xa0
梨沙「そうなんだ。アタシの中のイメージだと、飛鳥って窓際の席でぼーっと外を眺めてる感じなのに」

梨沙「ふっ、学校で習う授業なんてくだらない……みたいな」

飛鳥「くだらないかどうかは、まずちゃんと授業を受けてみないとわからないだろう? 早い段階で判断できるほど、ボクは成熟していないしね」
以下略



35: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:46:57.53 ID:dIisB3xa0
飛鳥「それからも、ボクと梨沙の同居生活は特に大きな問題もなく進行した」

飛鳥「梨沙は朝に強いらしく、だいたいボクより先に目を覚ましてテキパキと動いていた」

飛鳥「一緒に朝食をとり寮を出て、別々の学校へ向かう。授業が終われば各々事務所へ向かい、顔を合わせる」
以下略



36: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:48:45.68 ID:dIisB3xa0
飛鳥「今日でキミと過ごす夜も一区切りか」

梨沙「そうね……5日もいたら、なんかここに帰るのが当たり前になっちゃった気がする」

飛鳥「でも、キミの本当の家はここじゃない」
以下略



37: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:49:46.01 ID:dIisB3xa0
飛鳥「……どうしてそう思った?」

梨沙「だって、周りの子はそんなことないし。パパの態度がちょっと変わったのも、そういうことなんじゃないかって」

梨沙「本当は、なんとなくわかってるのよ。だっこやおんぶをしてくれなくても、頭を撫でてくれるだけで十分愛されてるって」
以下略



38: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:51:44.48 ID:dIisB3xa0
飛鳥「いいじゃないか。寂しいなら寂しいと父親に直接言えばいい」

梨沙「でも……」

飛鳥「怒られたり嫌われたりするのが怖い?」
以下略



39: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:56:18.35 ID:dIisB3xa0
梨沙「そうだったの?」

飛鳥「娘が突然スカウトされたから東京に行きたいと言い出したら、大抵の親は反対するさ。ボクが親だったとしても正直悩む」

飛鳥「新しい何かを求めてアイドルの道に進みたいと願ったボクは、当然父と対立した。それでも口論を繰り返した後、最後にはボクのわがままを聞いてくれた。毎週近況報告を必ず行うことを条件でね」
以下略



40: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:56:59.62 ID:dIisB3xa0
梨沙「……ありがと。なんとなく、元気出てきた」

飛鳥「それはなにより」

梨沙「明日帰ったら、ちゃんとパパと話し合ってみる」
以下略



41: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 20:59:09.52 ID:dIisB3xa0
飛鳥「それから後の話を少しだけ」

飛鳥「実家に戻った梨沙は無事父親と仲直り。今日もパパがどうだと騒がしい」

飛鳥「今まで通り甘えさせてもらいながらも、少しずつ親離れができるように心の準備をしているようだ」
以下略



42: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 21:06:06.03 ID:dIisB3xa0
飛鳥「たまに梨沙がボクの部屋に泊まりに来るようになった」

飛鳥「本人いわく、ハガレンをタダで読めるから、だそうだ」

飛鳥「ただ……わざわざ来なくても貸してあげようと提案しても、却下されるのはなぜだろうか」
以下略



43: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/04/19(日) 21:09:44.74 ID:dIisB3xa0
飛鳥×ヴァリサ、あると思います

お付き合いいただきありがとうございました


44:名無しNIPPER[sage]
2015/04/19(日) 21:30:20.18 ID:HHQ2AAlTo
乙乙


45:名無しNIPPER[sage]
2015/04/19(日) 21:48:01.75 ID:qPPsFyP50
もっと下さい

最高や


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