過去ログ - 朝潮はずっと秘書艦
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1:名無しNIPPER[ ]
2015/04/20(月) 22:22:18.22 ID:7DByVA9h0
小説の書き方を意識しています。

前スレ
朝潮は『不安症候群』

>>30 さんとの約束を守りました。

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2:名無しNIPPER[sage]
2015/04/20(月) 22:24:07.64 ID:Q7BN/d1mo
約束守ってくれて凄くありがたい
ずっと待ってたよ


3:名無しNIPPER[ ]
2015/04/20(月) 22:24:12.12 ID:7DByVA9h0
 「スー……スー……」

 文字通りの『目と鼻の先』から聞こえてくる、少女の寝息。彼女の名前は『朝潮』。

 真面目な性格で強い責任感を持つ、利口な少女。そんな彼女は今、私の膝の上で、スヤスヤと眠っている。
以下略



4:名無しNIPPER[ ]
2015/04/20(月) 22:26:31.03 ID:7DByVA9h0
 我が鎮守府は、国に命じられていた深海棲艦の撲滅に成功した。現在、特別調査隊が生き残りの調査をしているらしい。それも、もう少しで終わる見込みと聞いている。

 最後の決戦で秘書艦を務めた朝潮は、その後もずっと、秘書艦をやってくれた。他の艦娘たちは、外出許可を取って遊びに行ったり、解体後の生活の準備をしたりしているにも関わらず――

 朝潮は、戦争が完全に終結するその時まで任務を遂行する、と言って、今日も私の隣で、ただただ読書をしていた。
以下略



5:名無しNIPPER[ ]
2015/04/20(月) 22:27:55.32 ID:7DByVA9h0
 一一〇〇を回る頃、艦娘の『赤城』が、私たちに差し入れを持ってきてくれた。

 「コンビニエンスストアに寄ったら、美味しそうでしたので差し入れに。新商品みたいですよ!」

 赤城がくれたのは、有名アイスクリームメーカー、ハーゲンダッツの、カップアイスのチョコミント味。蓋には『期間限定』の文字と、爽やかなミントの写真。
以下略



6:名無しNIPPER[ ]
2015/04/20(月) 22:29:13.76 ID:7DByVA9h0
 「悪い、ミントが苦手なんだ。良ければ食べてくれないか?」

 「えっ、良いのですか?」

 「ああ、食べてもらえた方がありがたい」
以下略



7:名無しNIPPER[ ]
2015/04/20(月) 22:33:20.36 ID:7DByVA9h0
 一二〇〇頃、朝潮の顔が赤くなっていることに、私は気が付いた。

 「朝潮、顔が赤いが、大丈夫か?」

 「はい? はい、朝潮は大丈夫です!」
以下略



8:名無しNIPPER[ ]
2015/04/20(月) 22:34:37.10 ID:7DByVA9h0
 「……しれいかん」

 そして彼女は、自発的に、私の膝の上に乗ってきた。おまけに、私の腕に頬をこすりつける。

 「しれいかん……」
以下略



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