9:名無しNIPPER[saga]
2015/04/21(火) 21:35:04.74 ID:wUkTsMkL0
「見つかった?」
後ろから声が聞こえて志保が振り向きます。
そこにはチャーハンを配膳板に乗せたプロデューサーが立っていました。
中くらいの深さのお皿が二つ乗っています。
「まだですけど……なんなんですか、それ」
「チャーハン」
「いや、料理名を聞いてるんじゃなくて」
いつもより鋭い目がプロデューサーと配膳板を睨んでいました。
志保の少し癖のある後ろ髪が揺れます。
「食べない?」
「要りません」
「炒ってるんだけどなー」
志保が呆れたような顔をすると、ぐーっと誰かのお腹が鳴りました。
「……」
「スープは要る?」
志保が持ち物入れに向き直ると忘れ物はすぐに見つかりました。
「……いただきます」
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