過去ログ - 女「記憶喪失が男子禁制の村で繰り返す死のループを安価で脱したい」
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18: ◆WbTFDebKjg[saga]
2015/04/25(土) 23:04:43.65 ID:dLMENIfBO
〇●〇〇〇〇〇●〇〇〇〇〇●〇〇〇〇〇〇〇〇〇 ◇◇◇ ☆
 一スレ目 C

 それはある熱帯夜。
 川沿いを涼みながら歩いていた時、

 私は……ポニテさんと出会った。

 聞けば酒蔵三家の一つ、それが彼女の家らしい。噂に聞いていた通りのとても美しい女性だ。

 それから何度か同じ場所で逢瀬を重ねる。
 ある日、彼女が日付の新しい新聞を持ってきた。中川のある所に引っかかっていたみたいで、川が本土へと繋がっている証拠らしい。
 この村から出る方法は無いと聞いていた。なのでポニテさんもぬか喜びはさせないようにと、更に情報が集まり次第またなにかを教えてくれると約束した。

 更に吉報が続く。
 近い内に帰る手がかりが掴めるかもしれない。そして……伝えたい事があるから明日、同じ時間にここで会ってくれますか? と聞かれ二つ返事で了承した。

 当日、待てど目的の人はやって来ない。
 そこに八重歯が来て「ポニテさんが失踪した」と伝えてきた。

 ピーーーーーピーーーーーピーーーーー・・

 サイレンが鳴っている。家には戻らず彼女を探す事に決めたが、闇雲に走ってもいけない。

 【安価】
@ポニテの家
A集会所
B金髪の家
C川
D高台の建物
Eここで待つ
 安価→E

 ここで待っていて欲しい、彼女は昨日そう言っていた。だから、それを信じてこの場所で待とう。
 だが、そのまま夜が明けてしまった。
 日の出の時間になってもサイレンは鳴っている。
 サイレンが鳴っているという事は……?

女「どういうことなんだ? そもそもこのサイレンはなんの警報…… 『漂流者さん』

女「っ!?」

ポニテ「すみません遅れて!」ハァッ ハァ

 約束通り現れたポニテさんは慌てながら質問に答えてくれる。
ポニテ「このサイレンは……」


ポニテ『村から脱出しようとする人間を発見すると鳴らされるんです』


女「…………えっ?」
ピーーーーーピーーーーーピーーーーー・・
ピーーーーーピーーーーーピーーーーーピーーーーーピーーーーーピーーーーーピーーーーーピーーーーーピーーーーーピーーーーーピーーーーーピーーーーーピーーーーー・・・・・・・・・・・・

 川には隠しカメラがあり、それは上流を撮しているようだ。
 私たち漂流者は上流から流れてくる。だから逃げるなら上流だと考えていたら、彼女は下流へ向かうと言いのけた。
 それに協力者がいるとも。
 協力者とは川で落ち合う約束だが、先に向こうが脱出している可能性もあり、脱出のリミットもそこまで迫っている。

 【安価】
@協力者を探しに協力者の家へ行く
A協力者を探しに高台の建物へ行く
Bこのまま川へ向かう
 安価→B

 川に到着したが協力者はいなかった。
 追っ手が来てしまうので仕方がなく二人だけで脱出する事に。
 脱出方法は下流の茂みに隠してあった”アレ”だ。

 そして私たちは最後の作戦を実行した。

ーー……
ー……
ー…


 都会の喧騒にようやく慣れてきた。
 川を下り切り、命を繋げる場所へ出る。その前後の記憶は抜け落ち、覚えていない。
 今でもあの村の事は思い出す。
 村での事は夢のようにも感じられた。けれど彼女がいる。

 この産まれ育った世界で……二人の幸せな生活は、これからも続いていく。


      −HAPPY END−


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