12:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/25(土) 22:31:05.11 ID:sxr2cup/0
赤城「えっ」
完全に意表を突かれた投げかけであった
そこまで感情を表にだしていただろうか
返事を待ちながら料理をする店主は何も言わない
元々寡黙な人物であるのは知っていたが
こうも何も言わないとなれば、自分が言うほかない
そもそも相手の投げかけなのだ、返事を待つこと自体不自然だ
赤城「仕事で失敗しちゃって」
どうも、調子が狂う
赤城は自分も知らない内に感情的になってしまっていた
仕事場でのことだとか、相棒のことだとか
心のダムが決壊したかのように喋ってしまった
いつもと違う自分に戸惑いもしたが
不思議と悪い気分ではなかった
赤城の心に生まれた影が、消えていくような気がした
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