過去ログ - 【艦これ】キスから始まる提督業!【ラノベSS】
1- 20
103: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:23:20.96 ID:xMzTVhm+o
「すごいよ、赤城さん。これが艦娘の力なんだね!」

僕の賞賛を・・・しかし赤城さんは受け取ろうとしない。


以下略



104: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:24:16.81 ID:xMzTVhm+o
「加賀さんでも先ほどの失敗をする日もありますし、五航戦はそれよりもはるかに成功率が低い」

加賀さんにはあれほど食ってかかった瑞鶴も、しゅんとうなだれている。

「知っていますね、提督。人間のあいだで私たち艦娘が何と呼ばれているか」
以下略



105: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:25:29.75 ID:xMzTVhm+o
――僕チャンは女と仲良くやってるのがお似合いなんじゃないの?

士官学校の卒業式でのあの言葉は、僕に対してだけの侮蔑ではない。


以下略



106: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:27:18.04 ID:xMzTVhm+o
「提督、ここに着任が決まって・・・嬉しかったですか?」
「そ、それは」

答えられない。
そして、その無言が僕の何よりの答え。
以下略



107: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:29:07.00 ID:xMzTVhm+o
「何でか教えてくれないかな、赤城さん」

「私たちの上官をやるのは、あなたにとって左遷ですか」


以下略



108: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:30:46.11 ID:xMzTVhm+o
それを屈辱だと感じた。左遷だと思った。

そんな思いで部下を率いようとする者に、誰がついてくるだろう。

・・・・・・誰が命を預けるというのだろう?
以下略



109: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:32:09.18 ID:xMzTVhm+o
赤城さんが静かに口を開く。そこには容赦もなく、一片の妥協もない。


「私たちの実力は・・・人間に言われるように、期待はずれです」

以下略



110: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:33:17.90 ID:xMzTVhm+o
「だから、私は新しく着任するという提督に”期待”していました」


そして、優しい人だ。
僕みたいに覚悟も実力もない甘ちゃんに、気づかせてくれた。
以下略



111: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:33:59.21 ID:xMzTVhm+o
「だから、私は新しく着任するという提督に”期待”していました」


そして、優しい人だ。
僕みたいに覚悟も実力もない甘ちゃんに、気づかせてくれた。
以下略



112: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:35:08.70 ID:xMzTVhm+o
”期待”はずれはどっちだよ、僕。


艦娘たちのこと、何も知らなかった。

以下略



113: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/04/26(日) 21:36:34.00 ID:xMzTVhm+o
「あなたは私たちを、どう導いてくれますか?」

「艤装を持たない人間のあなたでは、私たちを戦場で助けることは出来ません」

「無線を使った戦闘指揮?裏方事務?それとも全く別の何かで、私たちを導いてくれるのでしょうか」
以下略



949Res/421.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice