過去ログ - ことり「白昼夢の誘い」【ラブライブ!】
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91: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:33:51.91 ID:eCj7bRneo
「――それに、初めてじゃあ、ないですからっ」

「え?」

「お昼に会ってるじゃないですか私達。
以下略



92: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:35:00.78 ID:eCj7bRneo
「貴女のお陰でいい方向に考えがまとまったわ、本当にありがとう」

「――ただ、…この夢はもうおしまい」

「え?それって…」
以下略



93: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:35:41.21 ID:eCj7bRneo
「さて、結構話し込んじゃったわね」

腕時計をみる仕草につられて
私も思わず腕を上げてチラリ。

以下略



94: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:36:27.02 ID:eCj7bRneo
「あら、フラれちゃったかしら?」

悪戯な微笑みで首をかしげる女の人

「あっ!その、勿論とっても嬉しいんですけど」
以下略



95: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:37:10.37 ID:eCj7bRneo
「…もしまた会えたなら、今度はもっとゆっくり話したいわね」


「…きっと、またいつか必ず会えますよ」

以下略



96: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:38:34.56 ID:eCj7bRneo
「それなら、もし次に会えたときお互い今日会ったことが分かる証拠が欲しいわね…」

「ん〜、あっ!
それじゃあこうしましょうっ」

以下略



97: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:39:20.56 ID:eCj7bRneo
「でも、こっちの方が素敵じゃないですか?
偶然とは思えない2回の出会い。
初めて会ったのにお互いに夢の事を語り合って、距離を縮められて…」

「ここまでお話に夢中でお互いの名前を聞けなかったのは、次の再会の時に名前を聞くための約束みたいに。
以下略



98: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:40:08.28 ID:eCj7bRneo
随分と長い間話し込んでいた気がします。
結局、女の人は方向が同じだからと言って途中まで付き添ってくれました。

ちょっぴり気が強いところもこの人の魅力なのかもしれませんっ。

以下略



99: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:40:57.30 ID:eCj7bRneo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


――今日は街でお買い物。
お気に入りの服を着て、お気に入りのお店を回って、お気に入りの喫茶店で休憩中。
以下略



100: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:41:42.72 ID:eCj7bRneo
『その緑のリボン、よく似合っているわ』

リボン?今日着けたのはお気に入りの白いシュシュだったような…

『この白いシュシュと緑のリボンが、
以下略



101: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:42:35.93 ID:eCj7bRneo
『――私の名前は――――貴女の名前、約束通り教えてくれるかしら?』


――あれ…?
何で名前が聞き取れなかったんだろう。
以下略



102: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:43:25.78 ID:eCj7bRneo
音の鳴る方を見てみると
さっきまで女の人がいたステージで
タップダンスが始まっていました。

『あっ、ごっ、ごめんなさい!
以下略



103: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:44:17.62 ID:eCj7bRneo
『ごめんなさい、急用ができてもうお話している時間がないの。
またゆっくり話しましょ』

手を降って舞台裏へ駆けていく女の人に

以下略



104: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:45:05.27 ID:eCj7bRneo
『うーん、折角会えたのに〜』

目まぐるしく起こる出来事にちょっとげんなり。

思わずテーブルに突っ伏していると
以下略



105: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:46:09.42 ID:eCj7bRneo
『眠たいのは分かるけど、そろそろチェックアウトの時間なのよー?』

(チェックアウト?
私、今喫茶店に居るはずだよね…?)

以下略



106: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:46:58.62 ID:eCj7bRneo
「あれ?…お母…さん?制服は?喫茶店は?」

「夢のお話はまた後で聴くから、早く着替えちゃってね」

なんだ…、夢だったんだ…。
以下略



107: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:47:48.95 ID:eCj7bRneo
「ごめんなさい、すぐに着替えるね」

「焦らなくても少しくらいなら余裕があるから大丈夫よ。それより髪が凄いことになってるから軽くシャワーでも浴びてきなさい」

「はぁい、ありがとう、お母さん」
以下略



108: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:48:30.03 ID:eCj7bRneo
洗面台の大きな鏡台に映るボサボサ頭の私。

「うわ〜、結構凄いことに…」

軽く手櫛で髪を整えていると
以下略



109: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:49:58.85 ID:eCj7bRneo
「髪が絡んじゃったのかなぁ、こんな事今ま…」

視界に捉えた見覚えのある見慣れない色を手繰り寄せると

「…ふふっ♪」
以下略



110: ◆YSPF.wzDu7.3[sage]
2015/04/26(日) 11:50:58.18 ID:eCj7bRneo
終。


111:名無しNIPPER[sage]
2015/04/27(月) 06:34:13.46 ID:gl0Bwleto
hope.2ch.net

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