過去ログ - 艦娘という存在
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31:名無しNIPPER[ saga]
2015/04/26(日) 21:01:14.45 ID:eM9XkrPr0
そして、住処の壊滅に成功した。しかし生き残りによる攻撃はかつてないほど激しく、
護衛任務に当たっていた艦娘三十数人は中破し、帰投したほどだ。

私は直ちに大型の艦娘を派遣。敵の情報が全くなかったが、なんとか、対抗はできた。
その日から、私はFinalのFから取った、『F作戦』の制作に打ち込んだ。
深海棲艦は、人間の調査の行き届かぬ深海で、人知れず進化した、ただの生物だった。
我々の使命は、その深海棲艦の歴史に終止符を打つこと。

生命倫理など、理性的なことを謳うことはできない。これは、我々の存在にさえ関わることなのだ。
深海棲艦の生き残りは強かった。完治に、また意識を取り戻すのに数日を要する艦娘は、何人もいた。

艦娘はクローンヒト型生物である。代わりは人工的に作れる。しかし、私はそれを実行したくはない。
武器としての性能は同じであっても、人としての性格は全く異なる。

今はまだ余裕があるからそんなことを言えるのだろうが、彼女たち135人と過ごした2年間を否定することは、
私は、自分の死よりも辛いものに感じてならなかった。



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