過去ログ - 【安価】レイ「 ごめんなさい……こんな時、どんな顔すればいいのかわからないの 」
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200:シンジは俺の嫁 ◆tzbka.uV0LH5[saga]
2015/05/05(火) 05:42:57.35 ID:Ejz9UqMx0
だから、自分だけでいい

そう言う彼女に、しかしシンジは微笑んだ


シンジ「 寂しくはない? 」

アスカ「 寂しくなんかないわ 」

シンジ「 本当に何でも一人で出来ると思うの? 」

アスカ「 当たり前でしょ。それに私はエリート、使徒を倒して愚民を助けるのは義務なのよ 」

シンジ「 僕は母になると決めたけど、同時にまだ子供だ。それは捨てられない 」

シンジ「 式波さんだって、子供だ。無理しちゃダメだよ 」

アスカ「 アタシは!! 」

シンジ「 式波さんが教えてくれたんじゃないか 」


アスカ『 アタシがいるでしょうが!!せぇっかく一緒に乗せてやってるってのに何一人で戦ってる気になってんのよ!? 』

アスカ『 使徒のコアに辿り着く方法も、作戦も、二人で考えるの!ナナヒカリ、あんたはその手で使徒を倒してんでしょ、三体も 』

アスカ『 その経験から、そして目の前の使徒から、必ず見つけて掴んでやるのよ、勝利を。時間はないわ、速攻でね!! 』


シンジ「 僕は何もかも抱え込んで、一人で勝手に追い込まれていくような人間だった 」

シンジ「 ううん、ついさっきまでもそうだったんだ。結局切羽詰ったら同じことになってた、変わり切れてなんてなかった 」

シンジ「 でも式波さんのおかげで、ちゃんと式波さんを頼ることができたよ。二人でやろうって言ってくれたから 」

アスカ「 ……………… 」

シンジ「 僕は式波さんを見たいなぁ。きっと素敵な人だと思うんだ 」

アスカ「 ………なによそれ。まさか口説いてんの? 」

シンジ「 いや、そういうのはまだかな。だってお互いのこと全然知らないじゃない 」

シンジ「 だからさ? 」


頭部下のコアをすれ違いざまにプログレッシブナイフで破壊する

使徒は体勢を崩し、バラバラに分解される……かと思いきや

予想的中、下部の球体が上部へと持ち上がり復活した

すぐさま上昇、旋回し、急降下して突撃

容易くA.T.フィールドを突破し球体を突き抜けた2号機の足は、本物のコアを蹴り砕いていた







シンジ「 友達になろうよ、アスカ! 」





使徒が形象崩壊し十字の爆炎が上がる

同時に架かった虹を、まるで二人への祝福の様だと思うのはおかしいだろうか



アスカ( ……………… )



アスカ「 ………勝手に名前呼んでんじゃないわよ、バカシンジ 」



だがきっと

少女の顔が嬉しそうに緩んで見えたのは、間違いではない筈だ


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