過去ログ - 響「・・・強くなりたい」 響鬼「よろしくっ、シュッ!」
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14: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/28(火) 21:23:21.33 ID:Vfj3ufUq0

「あ、そうそう。この子の修行、手伝ってもらえないかな?」

「はぁ? なんで俺が・・・?」

京介は露骨に嫌そうな顔をした。自身の修行さえ未だ完成してないというのに、他人の修行など面倒が見れる余裕などない。

京介は断ろうとした。
だが、「京介。弟子を育てるのも修行の一環だぞ。お前が俺に教えてくれたことじゃないか」とヒビキが言い出す。

「よろしくお願いします」響は京介に向かって頭を下げる。

「はぁ? 機械の扱いならともかく、俺はヒビキさんにそんなこと教えた覚えはありませんけど」と京介。

既に20代半ばを超えるにも関わらず、彼は子供のように不貞腐れた表情をみせた。

「まぁとにかく、任せたからな。じゃあな」

そう言うとヒビキは重い腰を上げ、立ち上がる。

「何処へ行くんですか?」

「秘密の修行と偵察。あとはよろしくっ」

シュッ。
指を振り、ヒビキは何処かへ歩き去って行った。その手には古びた巻物が握られていた。

そして、テントの中には京介と響が残された。

「はぁ・・・。とりあえず、腹ごしらえだ。椎茸ごはんでも食べとけ」

「は、はい・・・」

その日、響は京介が用意してくれた椎茸ご飯を食べて眠りに就いた。京介が外で寝ていたのは言うまでもない。




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