過去ログ - 響「・・・強くなりたい」 響鬼「よろしくっ、シュッ!」
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25: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/28(火) 21:40:43.19 ID:h8cyi6Gr0

炎の鷹は蝕鬼に襲いかかり、体当たりをしてその身体を倒れさせる。

「オノレ、鬼十ノ子メ・・・。『マタ』ジャマヲスルキカァァァ!!」

その炎が醜悪なる鬼の身体を焼いてゆく。

「グォォォォォォ!!!」

蝕鬼は聖なる炎に焼かれ、苦痛を上げて仰向けに倒れた。

「強鬼・・・、行くぞ」

「はい!」

二人の鬼はその隙を逃さない。お互いに息を合わせ、一気に邪なる鬼の心臓の上へと跳ぶ。

腰帯から音撃鼓・火炎鼓を取り出し、鬼の心臓に取り付けた。そして、同時に音撃棒を手に取り、火炎鼓に向かって振り下ろした。

「火炎連打!」

響鬼と強鬼のダブルセッションが始まった。二人は清めの音を心臓部に叩き込み始めた。

「はぁぁぁ!!」

響鬼が何度も何度も音撃を打ち込む。


打、打、打!!! 


強く激しい力が、何度も何度も叩き込まれる。


打ッ、打ッ、打ッッッ!!!


「うりゃぁぁっっっ!!」


強鬼も師匠に負けぬ勢いで音撃を叩き込んでゆく。


破、破、破!!!


白い鬼が若く荒削りな力を全力でぶつけてゆく。


破ッ、破ッ、破ッッッ!!!


響鬼と強鬼。師弟二人の音撃が共鳴し合い、倍以上の力を発揮する。

その二体の猛攻に、蝕鬼も耐えられなかった。その肉体はみるみるうちにひび割れてゆく。

打ち込まれるたび、その身体が崩れ、その体内から光が漏れ出す。

「おりゃああああ!!」

フィナーレに響鬼のトドメの一撃が振り下ろされた。その心臓が音撃に貫かれ、みごと砕け散った!



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