過去ログ - 八幡「人の評価なんて当てにならねえ」
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76:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/05/01(金) 00:10:33.95 ID:mO4k107Zo
「材木座、頼むぞ」

「任された」

犯人は相模で確定。力なく教室に入ってくると、俺の教科書やノートを徐ろに座席から出している。そしてその教科書とノートを彼女は持ち出しフラフラとした足取りで教室を出る。

材木座にはビデオカメラと俺のスマホで撮影を頼んでもらっている。スマホはその一部始終を、ビデオカメラは全貌を依頼した。

俺らはそのまま後をつけると、皮肉にも彼女は屋上に向かっていた。おいおい、屋上でのイベントにはロクなもんがねーな。材木座の携帯で由比ヶ浜に一言、屋上。とだけ打って送信する。直ぐに相模を追いかけると屋上の真ん中辺りでその足が止まり、俺の机から拔いた教科書類を取り出すとライターを取り出した。

「俺の教科書に何をするつもりだ」

俺の一言に驚きの反応が返ってきた。見られていると思わなかったのだろう。相模の口元が歪み唇を噛み締めたような表情で俺を睨む。

「……なんであんたが」

「お前さ、馬鹿だろ。全部分かってるから無駄なことすんなよ」

「五月蝿い!教科書燃やすわよ!」

「勝手にしろ、でもそれよく見てみろ。一年時の教科書とノートだぞ」

相模は歪んだ笑みを浮かべる。


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