過去ログ - いろは「お早うございます、先輩…?」八幡「疑問符を付けるな」
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21:名無しNIPPER[saga]
2015/05/02(土) 02:29:11.84 ID:RqeKu0Dmo
八幡(それでも、やろうっていうのは…、凄いな)

断る事も出来ただろうし、他の役員に回したり、奉仕部へ行く事も出来ただろう。
しかし、一色が選んだというのなら、それは素直にすごいと思った。

いろは「それで、その手伝いをして欲しいんです。奉仕部で相談事への場数も踏んでる先輩ですし…。」

いろは「勿論これは正式な生徒会の仕事とはちょっと違いますので、断ってくれても構いません。」

八幡「なんだその言い方、普段なら強制す癖に」

いろは「先輩はもう奉仕部じゃないし、それに、こういう事を引き受けたのは、わたしのただの意地なんです」

いろは「だから、強制なんてできません。その意地というのは、わたしがホンモノの生徒会長に成りたいって物なので」

いろは「然るべき方法で、個人として先輩に―――、比企谷八幡さんに、支えて貰いたいんです」

八幡「何で、急にそんな事思ったんだ?」

いろは「さぁ、何故でしょうね。それは…ちょっと恥ずかしいから、秘密です」

少し悩んで、一色ははにかんだ。
その表情がとても絵になる気がして、見惚れてしまった。

いろは「こんな、人頼みなんて搦め手のような方法で、凄い生徒会長になんて、なれるか解りませんけど」

八幡「別に万人が凄いと思う生徒会長である必要はねぇだろ。…俺は今現在、一色が凄い生徒会長だと思ってる」

八幡「…解った。バイトが無い時に限ってだが、手伝ってやる」

いろは「ありがとうございます、先輩」

万人が知る必要はない。お飾りの生徒会長と思っている人間が大半でも構わない。
一色もきっとそう思っているだろう。

しかし、それでも俺は思ってしまった。少しでも大勢に知って貰いたい、と。
この生徒会長が、俺の勝手でやる気になって貰っただけの一色いろはが、こんなにも凄い生徒会長なのだ、と。

八幡(ラノベの読みすぎだろ、こんなの…)


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