過去ログ - 前川みく「みくは自分を曲げないもん!」
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7:名無しNIPPER[saga]
2015/05/01(金) 05:53:42.40 ID:Q4mOaklu0
トントン、とドアがノックされる音がする。

「に”ゃっ」

寝起きなのでセーフ、と光速で言い訳が浮かぶほどのアイドル失格ボイスである。
え? 誰? 何? ってかここどこ? なんか大事な考え事してたような気がすr

「前川さんですか? 入っても・・・・・・」

「ダメ!」

プロデューサーだった。
急いで身だしなみを整える。壁に備え付けの鏡で髪型確認、よし!
あ、すごいヨダレ垂れてる。跡できてる。
ああもう時間ないし袖で・・・・・・ああこれ半袖だったええいもうタオルでいいやままよ。
とファンが聞いたら泣くのか喜ぶのかはたまた同情を向けるのか、とりあえずアイドルとしては失格な行動で身だしなみを整えるのに10秒、みくはプロデューサーを招き入れた。

「おっけーにゃ!」

「失礼します」

ガチャリと開いたドアから窮屈そうにプロデューサーが現れる。舞台裏でライブのサポートをしていたのか、背広は脱いでワイシャツ姿だ。
みくの姿を確認すると、何かを差し出した。赤いポップな外見の缶、そうエナドリである。
エナドリ差し入れだなんてちひろさんみたいだにゃーなんて思いつつ礼を言い、みくはエナドリを勢い良く飲み干す。
汗をかいていた体と開けっ放しで乾燥していた口に350mmエナジードリンクが染み渡る。


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