63:名無しNIPPER
2015/05/09(土) 01:33:49.88 ID:uMMGPKgd0
少し考えてから、由暉子は口を開く。
由暉子「透華様は、私では駄目だと思ったの」
由暉子「逆に私も透過様では駄目」
咲「それはどうしてかな?」
由暉子「もちろん透華様の事は好きだけれど、私達は相手に求めるものが違う…」
由暉子「だから与えられるものも違うんだ」
咲「うーん…。難しいね」
由暉子は小さく笑みを浮かべる。
由暉子「透華様も仰ってた。言いたいことは分かるけど、具体的じゃないって」
やっぱり咲さんと透華様は、きっと…。
由暉子「透華様ね。私の時より咲さんに断られた時の方がショックが大きかったと思うな」
咲「えー…。そうは見えなかったけどなあ」
由暉子「あの方は負けず嫌いの天の邪鬼だから。本当に悔しい時は澄ましているの」
咲は透華の顔を思い返す。
由暉子「咲さんは、どうして妹になれないって言ったの?」
少し遠くから、休み時間の終わりを告げるチャイムが聞こえてきた。
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