過去ログ - 京太郎「その片思いは八方塞がり」
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92: ◆3j.5pj2xjQ[saga]
2015/05/23(土) 02:20:39.15 ID:gJ8dZ14no
暗くなった部室で一人、久は牌譜を片手に今日の部活の様子を振り返る。
「今日の優希、東風戦でも最後の方は息切れしてたわね」
「須賀くんはまだまだこれからってところかしら」
「咲は相変わらずネトマだとダメダメね」
「このまま練習を続けて優希には集中力の持続時間を、咲にはネトマでもそれなりに打てるようなって貰うとして」
「須賀くんは経験を積む為にも東風戦とまこの店の手伝いをして……そうね、東場の優希に少しは食らいつけるくらいになるまではこのままかしら」
「まこと和については私が助言できることは無さそうね」
「さて、それじゃあこっちの準備も始めようかしら」
眺めていた牌譜をパタリと閉じた久は携帯を取り出すとある人物に電話をかける。
数回のコールの後に電話が繋がる。
「もしもし、私だけど」
「うん、少しお願いがあるの」
電話越しにそう語る久の顔には不敵な笑みが浮かんでいた。
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