105: ◆xKqcl3L9Sg[saga]
2015/05/15(金) 21:13:43.88 ID:lQerfwMXO
「ホントは、俺だって……」
プロデューサーさんが何かつぶやいたみたいだけど、私はもう、それどころじゃない。
これから起こる事への期待と不安が混ざり合って、私の心臓はお祭り騒ぎの暴れたい放題。
それに呼応してか、身体全体が熱くて、まるで私は太陽にでもなってしまったみたい。
オマケに、プロデューサーさんの顎の剃り残しを数えてたら、なんと10本以上もあった。
……あ、最後のはまったく関係ないや。
とにかく、私はプロデューサーさんの腕の中で、とても挙動不審になっていた。
「……恐いか?」
「ぜ、ぜぜんじぇんそんなっ!」
もはや言葉すらうまくしゃべれない私の頭に、プロデューサーさんの大きな手がポンッと優しく触れる。
「あ………」
不思議と、私の心は落ち着いた。
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