過去ログ - 海未「くしゅんっ」
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123:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/07(木) 00:00:35.59 ID:Qpf2HTpFo

―― 三日後


海未「ありがとうございました」ペコリ


真姫「…………」


希「あの時はびっくりしたわぁ……。意味深なことを言って眠ってしまうんやもん」


海未「意味深?」


真姫「最期の言葉、みたいなこと言ったでしょ!」


海未「……言いましたっけ?」

希「今考えると、そうでもないんやけど……まぁ、雰囲気やね」

海未「雰囲気……ですか」

真姫「じぃー……」

海未「本当に、真姫にはお世話になりっぱなしで……」

真姫「ふん……」プイッ

海未「そうですね……怒りますよね」

希「あの時の真姫ちゃん、凄かったんよ。
  慌てて狼狽えるうちとは違って、冷静に状況を見極めるため、
  海未ちゃんの脈を測って、呼吸を見て」

海未「……」

真姫「もういいわよ、あの時の話は」

海未「あの後、私はどうやって家へ……?」

希「歩きながら話そうか、学校に遅れてしまうよ」

海未「……はい」

真姫「誰かさんが深い眠りに入っている間に、ご両親を呼んだわ」

希「あの時、返事してたけど覚えてないんやね?」

海未「おぼろげに意識はあったのですが……あまり……」

真姫「ウチの病院へ行って、家に帰った。それだけよ」

海未「……」

希「猫に変身する度に体力を削っていたみたいや」

海未「なるほど……」

真姫「元に戻ると、いつも疲れた表情してたし……あくまで仮説だけど」

海未「それで間違いないと思います。安静にしていた間、変身することはありませんでしたから。
    そのおかげで、体調は回復したわけです」

希「穂乃果ちゃんとことりちゃんが看病してたって聞いたよ」

海未「はい……、もうバレてしまっても仕方がないと思っていたので……
    それが返ってよかったのかもしれませんね」



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