過去ログ - 海未「くしゅんっ」
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83:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 21:33:13.58 ID:whIgJxdXo

―― 夕方:公園


海未「そういえば、なぜ図書室に真姫がいたのですか?」

真姫「最近、様子がおかしかったから……様子を見ていたのよ」

海未「そうでしたか……」

真姫「隠れて見ていたから……いい気はしなかったと思う。……ごめんね?」

海未「謝る必要はありません。……結局バレてしまいましたが」

真姫「……」

海未「しかし……寝ている時にまでくしゃみをしてしまうとは」

真姫「あれは――」

絵里「そうだ、文字のことで少し進展があったのよ」

海未「なにか分かったのですか、それは喜ばしいことです!」

真姫「絵里……」ジー

絵里「コホン。……真姫が見た三つの文字だけど」

海未「『呪い』と『秘湯』……そしてもう一つ」

真姫「『嚔』……難しい漢字で『くしゃみ』と読むのよ」

海未「……」

絵里「その三文字を整理すると――」


絵里「――『秘湯』の水をかぶった海未は『嚔(くしゃみ)』をきっかけに猫に変身する『呪い』にかかった――」


絵里「――ということね」

海未「そういうことですね」

絵里「そして、その文字をネットを使って調べてみたんだけど……」

海未「はいっ、それで、どうでしたっ!?」

真姫「落ち着いて『うーちゃん』」

海未「真姫……それを穂乃果たちの前で言ったら……怒りますよ?」

真姫「冗談よ」フフ

絵里「それで、調べてみたんだけど……」

海未「はい……」ゴクリ

絵里「外国にその温泉にまつわる伝説的な話があったのね」

海未「伝説……ですか?」

真姫「そう、伝説」

海未「その内容は……?」

真姫「ちょっと眉唾ものなんだけど――……」


真姫「温泉が湧き出す土地に、猫が訪れたらしいのね」


海未「……」



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