過去ログ - 扶桑「私たちに、沈めとおっしゃるのですか?」 提督「そうだ」
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117:名無しNIPPER[sage]
2015/06/07(日) 02:28:56.68 ID:AohIbLGTo
お、来てた


118: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/06/07(日) 11:47:50.20 ID:+qsnCAElO
ネット環境の不備で更新できてませんでした……
昨夜のもスマホでポチポチと打ったものだったりw

今日もできれば夜更新します


119:名無しNIPPER
2015/06/11(木) 20:29:49.58 ID:vdTSFGg40

「次弾、ってぇぇっ!」

 扶桑の掛け声とともに、初弾での水柱が静まらない中、続けさまに砲撃。 
 今度は、着弾と同時に盛大な爆発と破壊音が続いた。
以下略



120: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/06/11(木) 20:32:05.96 ID:vdTSFGg40
とりつけ忘れた・・・
上のは私です


121:名無しNIPPER[sage]
2015/06/11(木) 20:37:01.42 ID:e88XNwJEO
うるさい外野が減って読みやすくなったな


122: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/06/11(木) 20:44:13.56 ID:vdTSFGg40
 
 足の遅い身体を必死で前に動かしながら、扶桑と山城は暗闇に身を溶け込ませながら波をかき分けていく。
 後ろから敵の砲撃が着弾する音が聞こえてくるが、おそらく先ほどまで二人がいた場所めがけて砲撃をしているのだろう。
 ちらっと、扶桑は敵の様子を轟々と燃える炎と、深海棲艦が放つ砲弾の光を頼りに伺う。
 見当違いの方向へ攻撃を続ける深海棲艦に思わず口元が緩む。しかし、すぐに怪訝な表情を浮かべてしまう。
以下略



123: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/06/11(木) 20:45:30.75 ID:vdTSFGg40
 

 海は、気分屋だ。
 飄々と穏やかに見守ってくれていると思えば、突如怒りの矛先を向けてくる。
 海は、いつ、機嫌を損ねるかわからない。
以下略



124: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/06/11(木) 20:54:00.97 ID:vdTSFGg40
砲弾を撃つ音と爆発音が激しさを増していく。
 突然の奇襲に最初は混乱していた深海棲艦だったが、今となってはすでに来た砲弾にたいして冷静に対処を続けている。
 それでも狙いを定めさせないため、扶桑と山城は常に移動を怠らない。
 相手は無数の砲弾の雨を降らせてくる。少しでも立ち止まると容赦なく、身体に突き刺さるだろう。
 決して回避力があるとはいえない扶桑型。それでも、寸でのところで避け続ける。
以下略



125: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/06/11(木) 21:05:52.73 ID:vdTSFGg40

 荒れた海とは正反対に、空は穏やかに雲を流す。
 空は続いていく。どこまでも遠く離れていようとも、そこから見上げた空は繋がっている。
 人々は空を見上げ、思う。願い、祈る。
 この思いが、どうか風に乗って、思い人へと届くことを信じて。


126: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/06/11(木) 21:20:52.16 ID:vdTSFGg40
 
 月明かりが淡くひかり、電気も付けない執務室をほのかに照らす。 
 窓際で椅子に腰かけながら、提督は一人煌々と輝く月を見上げていた。
 その表情は、深く被った帽子に遮られ詳しく読み取ることができない。
 しかし、固く結んだ唇と、 微動だにしない身体が、周りの空気を冷たく、重いものへと変えている。
以下略



127: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/06/11(木) 21:57:44.66 ID:vdTSFGg40

 そこまで考えたところで、ドアをたたく乾いた音が響いた。
 はいれ、と短く、空を見つめたまま一言だけ発する。
 
「失礼します」
以下略



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