過去ログ - 扶桑「私たちに、沈めとおっしゃるのですか?」 提督「そうだ」
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195: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/08/15(土) 00:52:32.85 ID:WYsx1csL0


 果てなき理想へ、歩を進めるのは容易いことではない。
 幾度となく、高く厚い壁が目の前を遮ることだろう。
 何度も、何度も、その心は挫けそうになるだろう。諦め、歩を止めることになるかもしれない。

 だが、その程度で諦める理想など、夢など、所詮その程度のものだということではないか。
 その理想が険しい道の先にあるものだと、理解しているのならば、きっとその程度の障害など予想の範囲内。
 それに折れるのならば、理想が理想で終わっているだけか、またはただの馬鹿か。
 
 本当に、その理想を最後まで貫きたいのならば。
 馬鹿にされても、馬鹿のようにただ愚直に進むしかない。
 手足が折れ、這いつくばろうとも、心だけは折れてはならない。
 
 その覚悟もないものが語る理想など、それは所詮、夢物語で終わる。
 
 
 ――あなたは、どうですか?

 ふと昔を思い出して、扶桑は呟いた。
 その声を聴く者は、傍に誰もいない。




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