過去ログ - 元お嬢様「安価とコンマで旅歩き生活」吸血鬼「やっとその6ね」
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971:ハルカ短編 ◆k9ih1s9J/w[saga]
2015/12/19(土) 19:56:00.12 ID:azzTOe6To
エリー「そこのこっそり出て行こうとしてるアンタ、名前は？」

ハルカ（ああああ、見つかったあああ！）

ハルカ「うー、えー……はい」

バルザック「シュン、誰だコイツ？」

シュン「いやいや、いくら僕でも初対面のモブの名前までは知らないよ」

シュン「出身地と職業、性格、用事、今朝何時に起きたかまでは見れば分かるけどね」

ハルカ（あ、あっという間にそこまで……！）

ガドー「ハルカ。……ギルドカードに書いてあるな」

ハルカ「えっ、それ、バッグの中の……！」

ガドー「返す。盗っ人には気を付けろよ」

シュン「ビューティフル。拍手を送ろう」

ネル「ねー今のどうやったノ？」

ガルァシア「……お前らだけで盛り上がるんじゃない」

バルザック「おうそうだな。嬢ちゃん、俺ぁバルザック、酒飲みだぜ。酒飲みギルドの第一位だ」

エリー「こら酔っ払い！　この子が困惑してるじゃないか！」

エリー「はい、仕切り直し！　ガドーも残りな！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

ガドー「なぜだ……？」


エリー「へえ、仕事仲間をねぇ」

ハルカ「はい。でも場所を間違えました……」

ネル「バルザックゥ、ハルカが恐がってるじゃン」

バルザック「オメーのせいだろ？　エスパーなんざ誰でも恐えっつーの」

ガルァシア「……どっちもだ」

ハルカ「そ、その……単純に実力が違いすぎて」

ガドー「甘えるな。オレもネルさんもオマエより若いだろうが」

ハルカ（あたし、平均レベルよね……？　彼らが規格外なだけでしょ……？）

シュン「仕事手伝ってあげなよ。君たち暇だろう？」

エリー「一品タダにしてやるから行ってきな」

バルザック「おーし行こうぜガル、ネル！　一番高ぇ酒頼んでやる！」

ガドー「乗りかけた船だな。おいオマエ、オレをがっかりさせるなよ」

ハルカ（なんでこうなるの……！）

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