3:名無しNIPPER
2015/05/07(木) 23:12:16.08 ID:N5rTVwIxO
あれこれ考えていると、ふいに携帯が震え出す。
マナーモードにしていたからか、振動のみ。
それでも静かなこの空間においては一つの音として聴こえる。
4:名無しNIPPER
2015/05/07(木) 23:12:54.73 ID:N5rTVwIxO
「…もりもり」
『もしもし?…ごめんね。こんな夜遅くに』
なら電話しなくてもいいのにな。
5:名無しNIPPER
2015/05/07(木) 23:13:42.77 ID:N5rTVwIxO
外に出ると、まだまだ寒い。
コートを羽織っても冷たい風が耳に刺激を与える。
眠気なんてもう何処へやら、だ。
6:名無しNIPPER
2015/05/07(木) 23:14:16.00 ID:N5rTVwIxO
一人でご飯を食べるというのはかなり久しぶりだ。
いつも誰かしらと食べてたから、やっぱり寂しい。
いたたまれない気持ちに苛まれる。
7:名無しNIPPER
2015/05/07(木) 23:15:51.03 ID:N5rTVwIxO
結局一人飯を終え、家路に着いてしまった。
知らない世界に何の武器も無いまま放り込まれて、孤独に耐えろって事か?
…ちょっとキツいなあ。
8:名無しNIPPER[sage]
2015/05/07(木) 23:17:02.14 ID:ObzLLOkYo
恥ずかしいなぁ
9:名無しNIPPER
2015/05/07(木) 23:17:56.96 ID:N5rTVwIxO
第二話 後日談
「…」
10:名無しNIPPER
2015/05/07(木) 23:18:36.90 ID:N5rTVwIxO
僕はあまり誰かに電話をかけたりしない。
寂しがりやのくせにな。
誰かから着信が来ないか待ってる側なんだ。
11:名無しNIPPER
2015/05/07(木) 23:19:16.70 ID:N5rTVwIxO
『…あ、あのさ、GACKTさん』
「…あの三人の事?」
『うん…まあGACKTさんが連れてきたってくらいだから…』
12:名無しNIPPER
2015/05/07(木) 23:20:00.47 ID:N5rTVwIxO
…もし僕が、歌手としての道を歩んでなかったら、どうなっていたのか。
バーテンダーにでもなってたか、はたまた教師にでもなってたのか。
…これは、一つの可能性の世界なのだろうか。
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