過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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270: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2015/06/27(土) 00:05:52.39 ID:7XggPHTs0
泊地水鬼は仲間から、少し浮いた存在だった。

特に戦果を上げるワケでもなく、

憎悪を撒き散らすワケでもなく、

皆が人間や、艦娘を攻撃して殺した数を競っていても、

特に興味が無かった。

それは深海棲艦の仲間からすれば、おかしなことだった。

好きなことは、ただ何もせずゴロゴロするだけ。

深海のゆっくりした時間が好きだった。

なので戦闘力は高く、実力はあるものの、変わり者とされていた。

そんな中、彼女に理解を示してくれた存在が南方棲鬼だった。

率先して最前線に出向いては怒りと象悪を撒き散らす深海棲艦でも上位の存在。

『あの方』の娘にて、多くが認める深海棲艦の優等生。

普通に考えれば水と油。

気の合うハズがない。だが、何故か馬があう。

自分のことを馬鹿にするわけでもなく、ただ友人として接してくれた。

嬉しい、楽しい、そんな初めて抱く感情。

深海棲艦にあるまじきことだが、そんな時間が大好きだった。

ある鎮守府の艦娘を討伐に向かい、消息を絶ったが、強い彼女のことだ

勝利し、今もどこかで戦っているのだろう。そんな風に思っていた。

しかし、ある噂を聞く。

「南方棲鬼様が例の奴と交戦して殺されたらしい」

そんなバカな。信じない。そんなのは嘘。

彼女がやられるなんてあるハズが無い。



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