過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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285: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2015/06/28(日) 03:56:45.54 ID:SHAiQwwQ0
陸奥「私に任せると、大事なとこで爆発事故起こしちゃうかもね」

それを冗談だと思ったようで

提督『爆発しても今度は沈ませないさ。どんなことをしても助ける』

陸奥「・・・提督」

提督『以前から過去を気にしてるようだが、一回全部忘れろ。そんなもんに縛られるな』

提督『艦娘として生きている、今のことだけ考えるんだ』

陸奥「・・・了解」

それだけで、その言葉だけで、自らを雁字搦めにしていた呪いが少しづつ消えていく。

立ち止まっていた私の背中を押してくれた。

なんで今まで悩んでいたんだろう。

諦めたくない。何もかも。

何かあっても提督が助けてくれる。

提督が私を見てくれている。

信頼してくれている。

陸奥「頑張る。私は前に進む・・・」

そんな時、ひとつの奇跡が起きる。

提督『あ――してるぞ。陸奥』

この時、『ああ、期待してるぞ陸奥』と提督は言った。

だが、戦闘の爆発音で言葉の一部が聞こえなかった。

それを陸奥は『愛してるぞ陸奥』と解釈してしまったのだ。

陸奥(提督・・・私も・・・貴方を・・・)

後に音源を保存しようとして、聞き間違いであることを知るわけだが、

その言葉で全ての呪縛は、トラウマは完全に消失した。

陸奥「・・・ねぇ提督?」

提督『なんだ?』

陸奥「別に貴方達が合流する前に倒してしまっても良いのかしら?」

提督『・・・それは構わんが、絶対に無理はするなよ?』

陸奥「了解」

通信を終えると体が軽くなった。

想いが体を巡り、それは爆発的な力に変わる。

もう大丈夫。迷いは無い。

陸奥「ビックセブン、戦艦陸奥、出撃するわっ!!」

その声と顔つきは自信にあふれていた。


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