過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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◆uyMG3dCVpM
[sage saga]
2015/07/03(金) 02:03:59.88 ID:mYbc1jwR0
その頃、鎮守府は荒れていた。
長門大破の連絡があって以降、提督との通信が途切れた。
作戦海域の深海棲艦の瘴気が強く、通信が殆ど出来ないこともあり、
それ以降の情報が入ってこない。
多くの者はすぐに艦隊を編成し、海域に向かうべきだと主張した。
だが、鎮守府で提督の代行を務めていた金剛はそれを制する。
金剛「気持ちは分かりますが、今は待ちましょウ」
一番所属している時間の長い電も同じ意見だった。
電「辛いでしょうが、今は黙って連絡を待つべきだと思うのです」
これに対して一部が反発する。天龍を初め、数名が無断で出撃を試みたが、
事前に察知され、今は執務室に連れて来られていた。
天龍「なんでだよ!! 金剛さん、アンタは心配じゃねーのかよ!!」
金剛「心配に決まっているでショ?」
感情的になる天龍とは間逆で、金剛は非常に落ちついており、
それが天龍の感情を逆なでする。
天龍「じゃあなんで、そんなに澄ましてるんだよ? あ?」
金剛「ただ待つのは辛いデス。ですが、ここで感情的になっては、いらない犠牲を生みマス」
金剛「辛いですが、今は耐える時デス。提督を信じるのであれば・・・尚更」
霧島「失礼します! 朗報です! 提督と通信が回復しました! 全員無事です!!」
この報告で皆は安堵する。
天龍「・・・すまねぇ金剛さん。言い過ぎちまった。流石、提督代行だな」
金剛「やった!! 提ェ督ぅぅぅ!! 信じてましたヨー!!」
金剛は我を忘れてぴょんぴょんと飛び跳ねて大はしゃぎ。
先ほどの冷静だった人物と同一人物と思えないくらいの変貌振りに一同に笑みがこぼれる。
比叡「凛々しいお姉さまも良いですけど、金剛姉様はこうじゃないと!」ハァハァ
それを見ていて面白くない者が居た。
彼女は無言で執務室を後にした。
山城「・・・お姉さま?」
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