過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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729: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2015/10/24(土) 03:18:43.18 ID:F/zDaFwo0
リ級は気分が高揚していた。

レ級に言われたことはただ一つ。

「時間を稼いで、足止めをしておいて」

その為、今回の作戦で集められた者達は「逃げる」ことが上手い者のみ。

戦闘では戦果を挙げることも少なく、非武装の民間人を殺す時くらいしか

優位に戦ったことが無い。

仲間からも臆病者と言われ続けた自分達が、バケモノだ、出会えば死ぬと

一部で言われている鎮守府の艦娘共を翻弄している。

普通に戦えば、まず勝てないハズの存在。

そいつらの悔しそうな顔を見ていると、自分が高位の存在に感じた。

それが最高に気分が良い。

ただ逃げて、適当に撃ち返して時間を稼ぐ。

自分達にぴったりの仕事じゃないか。

逃げることだけは自信がある。それは他のメンバーも同じ。

敵の天龍が突っ込んでくる。

刀を振り回すが、それを交わす。交わし続ける。

リ級(くっ!?)

右腕を刀の先がかすめた。今のは少し危なかった。

リ級(こいつら・・・)

最初より的確にこちらの動きを捉えてきている。

リ級(この短時間で・・・こちらを動きを掴んできている?)

それは他の艦娘達も同じだった。

最初より動きが早くなっている。

龍田なんか特に。確実に獲物を殺そうとする殺意に満ちた目を見て、ゾクリとしたが

恐怖心を無理やり押さえ込む。

天龍の口から出る言葉は理解し難く、何を言っているか分からない。

リ級(長引くと不味いかもな・・・)

だが未だペースはこちら側。負ける要素は感じない。

ただ時間いっぱい逃げていれば良い。

合図があれば、撤退する。それで終わりだ。


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