過去ログ - 海未「園田海未役の園田海未です」 -SS速報VIP

過去ログ - 海未「園田海未役の園田海未です」

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10:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:15:17.02 ID:mFTl6LeAO
はいはい転載転載

11:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:15:47.83 ID:IQZReryX0
彼女はこの発言の意図を、「私、ごはんが好きだから、つい…」と言いわけしていた。
しかし私だけは、聞いてしまった気がする。
花陽の心の深層にひそむ、もうひとりの花陽の、心の声を。
そう、この発言は、花陽が心のシャモジで押さえつけたもうひとりの花陽の声だったのだ。

以下略

12:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:18:06.56 ID:IQZReryX0
海未　「花陽、あなたの正体がごはんであるとしても、私はあなたの味方ですよ」
花陽　「ワタシ、ゴハンニナッチャッタノォ？
　　　　えーと…よくわからないけど、海未ちゃん、ありがとう！」
凛　　（本日二発目のラブアロー・ジョークが炸裂したにゃ）
希　　（海未ちゃん、じぶんもボケたいからって、なにもそこまでシュールなネタに走らんでも…）

13:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:18:36.02 ID:IQZReryX0
私は、花陽の味方として、これからも彼女を支えていこうと思う。
私にできることはごくわずかだが、ダイエットの手伝いくらいはできるかもしれない。
だが、それと同時に、私じしんの問題にも対処しなければならない。
そう、園田海未に園田海未を演じさせている、もうひとりの園田海未…何だかこんがらがってきた。

14:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:19:57.99 ID:IQZReryX0
【数日後、音楽室】

海未　「…というわけなんです」
真姫　「なるほどね。
　　　　だいたいわかったけど…音楽室は相談室じゃないのよ。

以下略

15:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:20:59.30 ID:IQZReryX0
海未　「たしかにそうです。
　　　　しかし、まだそれほど頻繁に言いマチガイをしているわけではありませんし、まずは友人に相談してみようと思ったんです。
　　　　そうすると、いちばん詳しそうなのは真姫かなと…
　　　　だって真姫、私たちのアタマをカッサバいてみたいのでしょう？」
真姫　「物騒な言いかたはやめてよ。

以下略

16:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:21:38.09 ID:IQZReryX0
海未　「わかりました。
　　　　それでは、私の考えを手伝うことだけでも、してくれませんか？」
真姫　「ええ。もちろん。
　　　　それくらいなら私にもできると思うわ」
海未　「それではさっそく、先ほど話した、園田海未に園田海未を演じさせている、もうひとりの園田海未について…」

以下略

17:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:22:24.00 ID:IQZReryX0
海未　「分かりました。では紙に書いてみましょう。
　　　　えーと、いらない紙は…」

私はカバンの中から化学の先生が丹精こめて作ったプリントを取りだし、その裏に以下のメモを書きつけた。
（注：学校で配られたプリントは、だいじに扱いましょう）

以下略

18:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:23:13.00 ID:IQZReryX0
真姫　「うーん、なるほど」
海未　「海未Aというのは、ここにいる、身長159センチ、スリーサイズ●●（以下ノ数字ハらぶあろー検閲ニヨリ削除）の肉体をもった私のことです」

19:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:23:59.65 ID:IQZReryX0
真姫　「そーすると、海未Bっていうのは何なの？
　　　　私には、これを海未Aと分ける理由がまだ飲み込めないんだけど」
海未　「役者と役者によって演じられた人物は、区別する必要があると思います。
　　　　いわば、海未Aという役者が、海未Bという役を演じているわけです。
　　　　海未Bは、ときにμ’sの一員としての海未であり、ときに弓道部の一員としての海未であり、ときに生徒会副会長としての海未なのです」

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