22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/11(月) 23:37:36.52 ID:Gk/WojOoo
彼は泣いていた。弱い月影に水銀のような涙を流して、彼は私の肩をしっかりと抱いていた。
「菜々は、本当に僕のことを信じてくれていたんだね」
プロデューサーさんはぐすぐすと泣きながら、私を抱きしめてきた。
「ごめん、菜々」
「あ、いえっ、いいんです……っていうか」
飛べたんですね、と、喉元まで出かかった言葉を飲み込む。
「僕はきっと、菜々を信じるよ。君が僕を信じてくれたように、きっと信じるよ」
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