過去ログ - >>3と>>5って勝負したらどちらが強いの?
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名無しNIPPER
[sage]
2015/05/14(木) 18:00:32.45 ID:9vO6Y5F9O
「あっ、砲撃戦始まったっぽい。」
「夕立ちゃん、状況はどうですか?」
「まだ五分五分っぽい。」
「なら、まだ私達の出番はまだね。でも、不測の事態に備えて兵装の安全装置は外しておいて。」
「了解です。」
「了解っぽい。」
砲撃戦が行われている海域から少し離れている所で双眼鏡を片手に演習を見守っているのは霧島、夕立、綾波の3人である。鎮守府きっての武闘派である彼女達は提督からじきじきに与えられた任務の為この海域に来ていた。その任務というのは…
「『不測の事態に備え演習を観戦、状況によっては介入し鎮圧せよ。』ですか…しかし、そんな事起こるんでしょうか?」
「綾波、油断はしない方が良いっぽい。」
「そうね、普通演習なら危険は無いけど、今回は事情が事情だから…」
「…そうですね。」
この3人は今回の件については比較的に中立派なのでお呼びがかかった訳だが、姉達3人が潰しあっているというこの状況を霧島はどんな風に見ているのだろう。と綾波は思う。
「まぁ、私は殴り合いくらいなら静観するつもりだけどね。雨降って地固まるって諺もあるし。」
別に特に心配したり心を痛めていたりはして無かった。
「霧島さんはダコタさんともそれで分かりあったっぽいしね。」
「まぁ彼女とは…良いお友達よ。」
「…ああ、『強敵と書いて友と読む』みたいな…」
「…否定はしないわ。」
霧島が艦娘に転生した直後の話である。ある時、米国艦隊との合同演習が行われた。アメリカと日本は現在同盟国同士であり、深海棲艦という新たな脅威に対してそういった事が行われるのも当然の流れであった。事件はそこで起きた。あろう事か霧島とサウスダコタが運悪く遭遇してしまったのだ。二人は前世で殴り合いとも言えるほど近距離で砲撃戦を行っており、仇敵とも言える間柄である。当然の事ながらメンチの切りあいの後殴り合いが発生。エンタープライズやミズーリにアルバコア、陸奥に金剛に加賀といった両国の艦娘達が文字通り命がけで止める事になった。その後霧島とサウスダコタはそれぞれの旗艦である長門とペンシルベニアにこっぴどく叱られた後、二人して独房行きになったという武勇伝を持っている。しかし、この事がきっかけになって二人の間では奇妙な友情が芽生えた。少年漫画にありがちなパターンと言えば分かりやすい。さらに、この時の危機を共に乗り越えたという事で日米の艦娘間にあった溝が少し解消されたという嬉しい誤算もあった。
「とにかくそういう事だから彼女達には存分に発散してもらいましょ…無論刃傷沙汰になったらすぐ止めに行くけどね。」
「分かりました。」
「分かったっぽい。」
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