554: ◆v5iNaFrKLk[saga]
2015/07/29(水) 14:06:10.33 ID:78bbHWmf0
一方の夕張。
実力派どころか、かつてのトップランカー二人と現役のトップランカーの中に居るワケだが……
夕張(場違い感半端ねぇぇぇぇっ)
青葉の情報通りなら、夕張の実力も決して侮れない位置まで来ているものの、この面子を相手にするのは厳しいところ。
しかし赤城へのリベンジを果たしたいのもまた事実。
夕張「と云うか、提督も岩崎さんも速過ぎ……どうなってるのアレ」
環状線外回りに入っても尚、三台のペースは変わらないどころか更に加速する。
芝ふ公園の複合コーナー。
迅帝、提督、赤城、夕張と続けざまに進入。
突っ込みでは提督・赤城が迅帝に肉薄する。
しかし、圧倒的なパワーとトラクションで迅帝Rが引き離そうとする……が。
提督が離れない――。
夕張「ええー……何で着いて行けるのよ。どういうことなの……」
目を疑う光景だった。
あろうことか、後輪を滑らせながらコーナーを脱出する。
スピードレンジが高い都高では、多少の空転は致し方ない、が。
あの速度は何だ。
提督の180SXに機能的なエアロは装着されていない。
速度が上がれば上る程、如何に空気の流れを制するかがポイントとなる。
特に後輪駆動でリヤが軽くなりがちな180SXには、大型のGTウイングは挙動の安定・抑制の為にも有効な手段だ。
しかし夕張の知る限り、フロントのアンダーパネルとリヤに装着された小型スポイラー程度。
ほぼ足回り等のメカニカル部分のみでトラクションを稼いでいることになる。
常軌を逸脱し過ぎて理解が追いつかない。
夕張「でも、なんて綺麗なの……」
ミッドナイトパープルの流麗な車体に映りこむ、水銀灯とビル郡の光。
一切の隙も無くコントロールされるその姿。
刹那に広がるその光景に、思わず息を飲んだ。
夕張「これが、インターセプター……」
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