569: ◆v5iNaFrKLk[saga]
2015/08/04(火) 14:52:55.35 ID:DShBPCzg0
夕張「赤城さんが道を譲ってる……前に出るのはいいけど」
夕張「出たら出たで何すればいいか分からないわ……」
夕張「さて、と……どうしたものかしら」
夕張「竹橋を過ぎたし、環状線なら江戸橋、京橋、銀座……京橋か」ブルッ
夕張「でも今の私なら大丈夫だ。問題ない」
環状線で屈指のツイスティック区間を抜け、神田橋ジャンクションへ。
先頭の迅帝、夕張の予想に反して左側の深峰・向島方面のレーンを選択。
多少ペースを落とす……。
夕張「深峰線?また湾岸へ出るのかしら?」
提督『あー、夕張。多分このまま横浜まで行くから、先に帰ってもいいぞ』
夕張「横浜までって、湾岸で勝負したら提督が不利じゃないですか。だから大井でUターンしたんでしょ?」
提督『そんなこと言ってたらアイツの相手なんか務まらねえよ。このクルマでもある程度の最高速勝負は出来る』
夕張「で、でもぉ……」
提督『いいから帰れって。今日はこれで仕舞いだ。じゃあな』ピッ
夕張「あ、ちょっと!?なんなのよもう!」
夕張「でも……何か嫌な感じ。少し寒気がするような」
ジャンクションを過ぎた辺りで、無意識にルームミラーを確認する。
今しがた抜いた商用車のバンのライトが見えた。
クルマの通りは少ない。渋滞の情報も無い。流れは最良である。
それでも、胸につっかえる不安感。
以前見かけた、あの黒いGTOを見た時のような……。
そしてもう一度、確認……環状の方からクルマが来るようだ。影も見える。
しかし、やたら低く幅が広い。
――何より、速い。
夕張「まさか……」
Z15A GTO・改 “戦艦”
出現――
902Res/673.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。