734: ◆v5iNaFrKLk[saga]
2015/08/24(月) 22:55:24.50 ID:M9OwOe9r0
夕張「見れば見るほど不思議なクルマ……」
「わっ!」
夕張「みゃろっ!?」
朝日「フ……フフ……みゃろって……」クククッ
夕張「あ、朝日さん!?驚かせないでくださいっ」
朝日「御免なさい。でも夕張さんったら私が話しかけても気付かないで、ずっとRを見ていたものだから」
夕張「え……?」
朝日「少なくとも10分位はそのままだったと思いますよ」
夕張「う、嘘っ!?私が来たのはほんの数分前で……って9時半!?」
朝日「何時に来たんですか?」
夕張「8時半過ぎ……です」
朝日「一時間近くRを眺めていた、ということでしょうか」
夕張「……見ていて、飽きないんです。何ででしょうね」
朝日「彼女も同じことを言って眺めていましたよ。その椅子に腰掛けて……延々と」コーヒードウゾ
夕張「都高で初めて見た時、魔王と呼ばれる理由が分かった様な気がしました」アザッス
朝日「理由、ですか。お聞きしてもよろしいですか?」
夕張「……凄く、綺麗だったんです。今もそう……目が離せなかった」
朝日「作り手としては嬉しい限りですね」
夕張「どうして……このRはこんなにも特別な雰囲気を持っているのでしょう?」
朝日「それは私にも分かりません。当たり前のことを、当たり前のように組んだまでですよ」
夕張「何かスペシャルなパーツを使ったとかは……」
朝日「いいえ、何も。どれも普通に手に入るばかりですよ。強いて上げればサージタンクとエキマニがワンオフ品です」
夕張「そ、それだけですか!?」
朝日「ええ。彼は音に拘っていましたからね」
夕張「音……」
朝日「どうせ直6に乗るならと、BMWを引き合いにしてきましたからね……当時は困りましたよ」
夕張「あー……私も乗り始めた頃、吸排気はちゃんと選べってやたら念を押されました……」
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