32:あざとい ◆05Ai05VQ.M
2015/05/18(月) 20:25:30.31 ID:0jEEJApC0
「ほらよ」
「ありがとうございます先輩。じゃあよろしくお願いしますね〜」
ぺこりと一礼して、足早に部室を去る一色。ホントトラブルメーカーだなあいつは。
一色が去ると同時に、下校を促すチャイムが鳴る。
「……これ以上依頼はないようだし、私達もそろそろ帰りましょうか」
「……そ、そうだね」
そう言って二人はいそいそと帰り支度を始める。途中何度か、雪ノ下が何かを言いたそうにしながら俺の目を見ていた。
だが結局、雪ノ下が何を言いたいのか知ることもないまま、俺たちはそれぞれの帰路に着いた。
俺はその時まだ気づいていなかった。一色いろはの真の目的に。
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