過去ログ - 京太郎「俺が彼氏で」和「私が彼女」
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8: ◆XTSALcJir2[saga]
2015/05/16(土) 22:56:01.43 ID:1qHAIoTzo
和「あの、様子が変ですよ?」
自分自身への怒りで震える俺を見て、一歩後ずさる和
そっか、そうだよな
俺なんて所詮、和とは違う世界の住人なんだ
だから、ここは俺が和を後押ししてやればいい
和が幸せになれるように
和とどこかの男が付き合えるように
俺が、俺が……
京太郎「って、聞き分けのいいこと……出来っかよ」
和「え?」
京太郎「あのな、和」
俺はツカツカと和に詰め寄り、壁際へと追い詰める
和「ちょ、須賀、くん?」
和は俺の勢いに押されたのか、怯えるように後退していく
そして、その背中が壁に付いた瞬間――
京太郎「お前は何か勘違いしてないか?」
ドン、と俺の右腕が和を逃がさないように壁にかかる
和「っ」
京太郎「誰と付き合うかを決めるのは自分だろ、俺が決めていいのかよ」
和「そ、それは……須賀君、なら信用、出来ると思って」
京太郎「それに、お前はすげー残酷なことしてるんだぞ」
和「ざ、残酷……?」
わけが分からないという顔で俺を見上げる和
密着する体
俺の胸に腹部に当たる和の大きな胸の感触
漂う和の甘い香り
もう、我慢なんて出来なかった
京太郎「こういうことだよ」
和「どういう……んぅっ!?」
俺と和の唇が重なる
俺の視界には、驚きで目を見開く和の瞳がいっぱいに広がっていた
京太郎「んっ……」
何秒経ったんだろうか
気が付けば、俺は和から離れて口元を拭っていた
それは和も同じで、放心したように唇に手を当ててへたり込んでいる
和「あ……き、す……」
ようやく事態が飲み込めてきたのだろう
和の唇を撫でる動きが加速する
京太郎「……和、悪い。立てるか?」
俺は和の前まで歩み寄り、その手を取ろうと手を伸ばす
しかし、その手は無情にも払いのけられてしまった
和「っ! いやっ!」
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