過去ログ - 姫「置き去りにされた世界の中で」
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15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:10:56.67 ID:dxS7ozrO0
ならば、既に持ち出されている……?
そう考えれば納得がいく

本人は観測と言っていたが持ち出したいとも言っていた
仮にすでに持ち出したのなら俺に吹っかけて用済みになったこの地図を売りつけたのか
以下略



16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:11:27.73 ID:dxS7ozrO0
しかし、幸いというべきかなんというべきか
目的である場所につくと、その考えは空回りしているだけだと知る


男「……あった!」
以下略



17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:11:54.69 ID:dxS7ozrO0
この地上に存在しない素材で作られている"神器"
神の使う道具として作られたそれは時に人々を救い、時に人々を苦しめることもある
しかし、そういった作用を持たない便利なものや意味の無いものもある

幻想玉と呼ばれるこれは意味のない部類に入るのだが
以下略



18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:12:42.85 ID:dxS7ozrO0
男「厳重に管理されていると思っていたがそうでもなかったな」


まだ本物かどうかはわからない
たとえ宝箱の中に入っていようが野ざらしにされていようが重要なのはそこだ
以下略



19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:13:19.31 ID:dxS7ozrO0
辺りに崩れやすくなっている場所は無いか、慎重に調べ終え改めて探索を続ける


男「この部屋も最長部の一室でしかないみたいだ。狭いし暗いし……窓はあるな」

以下略



20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:13:47.66 ID:dxS7ozrO0
見たところこの部屋はお世辞にもいい部屋とは言えない
収納棚と思われるものや石造りのベッドなどが置かれているが他には何もない

ここにはどんな人物が暮らしていたのだろうか……

以下略



21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:14:29.56 ID:dxS7ozrO0
色無く輝くその光は、幻想を映し出す
今過去未来、夢現実。その所有者が望むビジョンを映し出す


それは夢
以下略



22: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:15:00.94 ID:dxS7ozrO0
――――――
―――



以下略



23: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:15:37.56 ID:dxS7ozrO0
本来ならば手に入れたお宝を見せるようなことはしない方がいいだろう
気が動転していたのか、目の前にいる少女に光り輝くその玉を見せてしまった


姫「ッ!?貴様、いつの間に私から"まやかし玉"を奪った!?」
以下略



24: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:16:08.75 ID:dxS7ozrO0
我が物と言わんばかりに、乱暴に幻想玉はこの手から引きはがされた


男「なっ!そいつは俺が見つけた宝だぞ!お前が奪っていい道理などあるか!」

以下略



25: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:16:39.82 ID:dxS7ozrO0
姫「ふぅん……なるほどな」


まじまじと、俺の姿を頭の天辺からつま先まで見る
怪訝に、不思議に。恐怖よりも興味が勝ったのか、少女は石造りのベッドに腰掛けたまま指さす
以下略



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