過去ログ - 二宮飛鳥「盗んだバイク、ではないけれど」
1- 20
10: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/18(月) 19:51:16.55 ID:jVShqnu20
十分海を眺めたところで、そろそろ帰路につくことにした。

「……今日はありがとう」

再びバイクにまたがり、Pがエンジンをかけようとする。そのタイミングで、ボクは彼にお礼の言葉を口にした。

「プライベートでキミとの時間を持てて、楽しかった」

「こちらこそ。またこうやって一緒に走れるといいな」

「互いが望みさえすれば、いくらでも機会はあるさ」

いつも接している人間相手でも、時と場所が異なれば受ける印象は大きく変わる。
今日の出来事は客観的には日常の一部だけれど、ボクにとってはひとつの非日常だった。

「また、ふたりで」

「そうだな。バイクに3人は乗れないし」

「……デリカシーがあるのかないのか、判断に困る返答だね」

「え?」

「なんでもない」

 わからない、といった顔をするPだけど、ボクは気にせず答えないことにした。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
15Res/8.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice