643: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/01/05(火) 23:21:20.03 ID:S03RcydgO
P「うーん、貴音も怖がってるし、無理に話すのもどうかと……」
響「そ、そうだけどさ……でも自分、気になって眠れなくなっちゃうよ!」
……仕方がありません。
644: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/01/05(火) 23:22:05.67 ID:S03RcydgO
貴音「わたくしは耳を塞いでおりますので、どうかお早めに……」
P「でも、無理はよくな」
645: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/01/05(火) 23:22:57.04 ID:S03RcydgO
P「ーーごほん。じゃあ話すぞ?……それは今日みたいな満月の夜……」
P「とある女性が三人、夜の海辺にやって来たんだそうだ。ちょうど今のみんなみたいに、星でも見に来たんだろう」
P「三人がしばらく海辺にいると、突然雲が月を隠して、辺りは真っ暗になった」
646: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/01/05(火) 23:23:32.26 ID:S03RcydgO
P「そのヒタヒタという音は、次第に近くなって来る。三人もなんの音だろう、と気になってきた」
P「そして音がする方を見ると、全身がびしょ濡れの、長い髪の女の幽霊が……」
647: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/01/05(火) 23:24:09.57 ID:S03RcydgO
思わずわたくしは、赤羽根殿にしがみついてしまいました。
もう限界です!面妖なっ、面妖なあっ!
美希「貴音、どうせ作り話だよ?」
648: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/01/05(火) 23:25:07.21 ID:S03RcydgO
649: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/01/05(火) 23:26:28.68 ID:S03RcydgO
P「そろそろ帰って来い、貴音。どうせ作り話なん……!」
そう言いかけて、赤羽根殿は口をつぐみ、周りを見回しました。
650: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/01/05(火) 23:27:12.62 ID:S03RcydgO
美希「なんのこと?ミキ、さっぱり聞こえなかったの」
響「自分も。貴音は?」
貴音「わ、わたくしも、特には……」
651: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/01/05(火) 23:28:14.24 ID:S03RcydgO
652: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/01/05(火) 23:29:08.84 ID:S03RcydgO
響「う、あああ……」
美希「これって、もしかして……」
P「ーー逃げろぉっ!」
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